n「お母さんどうしたの?」
母「ねぇ、顔めっちゃ青いよ‥」
お母さんはすぐに私を引っ張る
そのまま病院に行こうとした
だるいよ、そんな事するぐらいなら早く薬飲んで寝たい
そんなことばっか頭に回る
母「顔ひどいから病院行くよ!」
n「…」
ズリ
n「‥っ!離して‥」
と言い終わらないうちに視界が回転する
疲れがたまりすぎて視界がぐるんぐりして、
お母さんは気持ちを察してくれたのかすぐ家の玄関の廊下におろしてくれた
さっと水を飲ましてくれた
そのおかげで気分も戻ってきた
水飲むのはいつぶりなのだろうか
そう考える力は今はない
母「ねぇ、何があったの?」
n「ごめ‥なさい‥」
何も言えずに目からは涙がこぼれ落ちる
それは次々に視界を濁らせた
n「っはー‥」
喋りたくても口がパクパクする
人と喋るのもいつぶりなのだろうか
コマンドを1回出しただけでサブドロップが起きるからプレイできない
そのたびに嫌な気分にさせてしまう
嫌な気分にしたくないから専門店にもいかない
その日から寝れなくて睡眠剤を使用。
欲を満たすため、首を締めるが痛かっただけ
1日立つごとに悪化する。これが続いていた生活
お母さんにゆっくり泣きながらも打ち明けた
母「そんな事があったのになんで報告しなかったの」
母「私だったら相談受けられるのに‥こんなに無理して‥」
n「ごめんなさ‥い」
ピンポーン
ドアのインターホンが音を鳴らす
お母さんがゆっくり私を隠しながらドアを開ける
e「ん?あ、ここのあさんの家ですか!」
母「あ、そうだけど‥」
出てきたのはえとさんだった
相変わらず元気そうに笑っている
見ているこっちが元気がもらえるほど
母「のあは出かけていないわよ」
お母さんは嘘をつく
だがえとさんは昔から嘘を見破るのがうまかった
お母さんの表情を見ると口をへの字にして
ドアを強く開ける
お母さんはそれに対応できず
私はえとさんと目があってしまった
今の私を見られたらえとさんも絶望したのだろな
寝れないから目の下もひどいし、
泣いてるからボロボロだし。
えとさんはこっちに向かって歩いていき
そんなボロボロの私を関係なく強く抱きしめてくれた
普通ならやめてといい抵抗するが
抱きしめられたとき、体中があたたかかった
n「えとさん‥?」
そう言ってもえとさんは何も言わず黙ってた
すると視界がぽわぽわしだす
謎の感覚に襲われたがこれ、あのときの感覚だ‥
これ、寝れそうな気がする
そういう眠気に襲われていく
久しぶりに閉じた目がじんわりして
気づけば眠気に落ちていた
これもなにかの効果なのだろな‥
考えることもできず、えとさんの腕のなかで眠ってしまった
e「あ、おきた」
n「へ‥」
目を開けると安心した顔のえとさんがいた
久しぶりに入ったおふとんはあたたかい
私はお花に囲まれている夢を見た
暖かい太陽を浴びるひまわりのように
居心地がよくてずっとそこにいたかったが夢だった
e「のあさん丸一日寝てたね」
そういうとえとさんの大きな手が私のおでこに置かれる
そのまま上下左右に撫でられる
e「ミルク飲む?」
n「うん‥」
えとさんにマグカップを差し出される
飲むために体を起こす
e「さっきのあさんのお母さん温めてきたんだけど飲む気なくて」
n「あち…」
久しぶりに飲むミルクはほろ甘くて
泣きそうになる
えとさんは私がミルクを飲み終わるまで何も言わずそばにいてくれた
この時間好きだな‥
ふと思ったことがこの言葉だった
e「ねぇ、どうしたの‥?」
e「ノーマルじゃなかったの?」
n「実はサブで‥」
お母さんに話したこときっちりそのまま話す
話しているとき誰かに悩みを話すことが
こんなにスッキリすることにビックリしていた
e「無理してたの?」
n「無理してないよ‥」
真面目な顔でこっちを見てくるから
空気がきっちりと変わったが私は軽く笑う
e「そういう嘘いいから」
n「‥ごめんなさ‥い」
そういわれ溜まっていた涙がまたこぼれてきた
e「!?ごめん、泣かせる気はなかった‥」
えとさんは私の頬につたる涙を拭ってくれた
手を温かさが頬にじんわり残っていた
母「目覚めた?」
お母さんは安心そうにこっちを見る
えとさんから聞いたけど
どうやら私が寝ている間お医者さん呼んだらしく
調べた結果えとさんに抱きしめられたことで
ストレスが多少減ったこと、また寝たことで身体の状態も良くなったらしい
母「そうだね‥お二人さん一回プレイやってみたら?」
お母さんはえとさんにあとは任せるようにいい
バッグをとるとこう言い残した
母「お母さん仕事あって忙しいからえとさんがやってくれるらしいよ」
n「‥へ?」
えとさんと二人っきりの時間は普通に気まずくはなく
ただただ安心した
e「ねぇ、のあさん」
n「!」
えとさんは微笑む
なぜかその笑顔が安心する
e「どうするの?プレイとかする?」
n「っ‥それは‥」
言い終わらないうちにえとさんは大きなバックを取り出す
その中から数々の玩具や縄を取り出した
そしてぱっと顔をあげた
3話へ続く。
Next→300♡
ーーーーー閲覧Tank you
おまけ↓
コメント
2件
ぐぅ…… 好きだなぁ。 ほんとに凄いです… 3話待ってます。
こうゆう系の作品好きです( ˶'ᵕ'˶) あとイラスト上手すぎます!!!