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【俺のせいで】
ゆあん「ん…あれ…ここ…は…?」
俺は気づいたら知らない場所にいた。
そして、俺の目の前には__
なおきり「あ、起きました?」
__彼氏のなおきりさんがいた。
ゆあん「起きた…けど…ここ…どこですか…?」
なおきりさんは、戸惑う俺に、優しい声でこう言った。
なおきり「ここは、僕の家です。」
ゆあん「なおきりさんの…家…?」
俺は気づいたら、なおきりさんの家に行っていたようだ。
なおきり「…今日は、ゆあんくんに話したいことがあって、ここに来てもらいました。」
と、真剣な顔で彼は言った。
ゆあん「なんですか…?」
急に真剣な顔になる彼に違和感を覚えながらも、返答をする。
なおきり「話なんですけど、」
ゆあん「はい…」
なおきり「ゆあんくんには、別れてもらいたいんです。」
真剣な顔で言う彼。
ゆあん「…ぇ…?」
戸惑いながらも、彼に質問をする。
ゆあん「えっと…別れるって…どういう…?」
彼は、すぐに返答してくれた。
なおきり「僕には、好きな人が出来たんです。」
真剣な顔でそう言う彼を前に、涙が溢れる。
ゆあん「…嘘…だよね…?ポロポロ…」
俺は嘘だと思い、彼に聞いた。
彼は、こう答えた。
なおきり「…本当です。」
ゆあん「ッ…ポロポロ…」
俺は、なにか自分のダメなことがあったのかなと思い、彼に色々聞いてみることにした。
ゆあん「俺に…なにかッ…グスッ…ダメな…とこ…グスンッ…ありましたか…?ポロポロ…」
彼は、俺の質問に、こう答えた。
なおきり「…ありませんよ。」
なおきり「ゆあんくんは、全部完璧でした。」
なおきり「ドジなとこも、料理がちょっと下手なところも、ツンデレなとこも、全部可愛いって思いましたし。」
と、熱弁する彼。
ゆあん「じゃあッ…グスッ…なんでッ…ポロポロ…」
内心困惑する俺に、耳元で答える。
なおきり「…罰ゲームなんです…」
罰ゲーム…?
と思い、更に困惑する俺。
ゆあん「罰…ゲーム…?ポロポロ…」
なおきり「はい…」
なおきり「ごめんなさいッ…嘘ついててッ…!!」
土下座をする彼。
ゆあん「本当…ですか…?ポロポロ…」
嘘かもしれない、そう思って、彼に聞く。
なおきり「本当ですよッ…ギュッ…」
俺を安心させる為に、ハグをする彼。
ゆあん「う…うぁ…ポロポロ…」
安心して、涙が溢れる。
__本当に…優しいな…
数日後__
__俺は、持病で息を引き取った…
原因は、極度なストレス。
__なおきりさんは、俺の後を追って、自殺したそうだ…
俺のせいで………