TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
思うままに書くだけの投稿

思うままに書くだけの投稿

「思うままに書くだけの投稿」のメインビジュアル

16

凍てつく牢屋の愚か者

2024年02月23日

シェアするシェアする
報告する


冷たい空気が肺を通り抜けた時、初めて自分が生きていると知った。

それが始まりの合図だった。

次の瞬間僕は冷酷な世界の囚人と化していた。

この世界は窮屈だ。鎖に繋がれ自由に歩く事すら出来ず、

ただ日が昇っては沈んでゆくのを淡々と眺めていた。

度々隣の牢屋から悲鳴やうめき声が聞こえて僕を冷静にさせた。

いつか出られると信じ続けて生きてみた。

今の所、出られる可能性は皆無のようだ 。

それでも僕は信じ続ける。

少しでも縋れる物があるなら僕は生きてみようと思える。


だって…


そうじゃないなら


僕は


どうすれば良いのか


分からないから。

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;