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敵軍との戦いは無事終了した。
「また、トドメ刺せなかった…。」
「今日も日本家様に説教だよ…。」
「仲間に悪いよな…。」
3人は嫌々と日本家の元へ向かう。
「失礼します…。」
「3人共、其処に座れ。」
3人は日帝に座らされる。
「何度、言えばわかるんだ!毎日の様に言わせないでくれ。」
「必ずトドメを刺すルールですよ?」
「そんな事もできないのに軍人だって言えるの?」
「す、すみません…。」
五月蝿い…。五月蝿い…。五月蝿い…。五月蝿い…!
こっちだって何度、トドメを刺そうとしたか…。
「もう良い、帰れ。」
「はい…。」
3人は軍隊基地に戻る。
「只今…。戻りました…。」
「おかえり、3人共。」
「如何したんですか?落ち込んで…。」
「何でもないですよ…。あはは…。」
「無理にではないですが…。話せる時に話してくださいね。」
「はい…。」
「俺達は部屋に戻りますね。」
「はい。」
3人は自室へ向かった。
「…。3人共、大丈夫ですかね…。」
一方3人は…。
「心配してくれるの東北さんぐらいだろうなぁ…。」
「うん、そんな気がする…。」
「なぁ…。姉さん、らて姉さん。俺、最近思うんだ。」
「…。」
「そうだね。」
「トドメを刺せたって刺せなくたって…。別に良いんじゃないかって…。」
「グスッ…。俺、思うんだよ…。」
「わかるよ、弟君…。私もそう思う。」
「私も…。」
3人は部屋で静かに泣く。
そんな日々笑顔を失っていく3人が書いたとある文章がある。
その文章は次の様に書いてあった。
今日もまた失敗に終わる。自分達は君の様な勇敢で素敵な人間じゃない。ただ往ってしまった君を追いかけてこの仕事を背負った。無能な子だ。
ごめんなさい…。ごめんなさい…。
君が居ないと1人じゃ何もできなくて…。
情けないよね。ただ君の力を借りたいだけなのに…。君に会いたいなんて…。わがままを言ってしまうなんて…。
いくら頑張ったって…。