夢の中で、パパは何度でも死んでしまう
今回も引き続き作者体験談です。
この前ホラゲの主人公の人生と言われてしまいました。全くその通りですね、では、行ってらっしゃい
両親が離婚する前、俺はいつもパパと一緒に近くの公園まで犬の散歩に毎日遅い時間に言っていました。
ある日突然両親が離婚してしまって、勿論子供の俺に教えてくれるのなんて見え見えな嘘でした。
両親が離婚して早2年、突然その時は訪れました
パパ「今日も少し肌寒いな」
俺「そうだね、パパ」
パパ「来なくても良かったんだぞ?」
俺「ううん!良いの!パパとこぉーやっておさんぽするのすき!」
パパ「パパのことは?」
俺「もっと好き!」
パパ「パパもるかのこと好きだぞぉ〜!」
俺「えへへっ!」
あれっ?幼い頃の記憶だ…
一瞬で分かりました、「あっ、夢だ」って
だけど本当にこんなことを話していました。
両親が離婚する前日の散歩の光景だったのです。
ジム「わふっ!わっ!」
俺「おー!よしよし、ジムも好きだよー!」
パパ「今日はあそこの公園まで行って見るか!」
俺「いいの!行きたい!」
あぁ…幸せだな…それでその後はアイス買って貰って帰ったっけ…って考えていました。
その公園に近ずくにつれ、公園のど真ん中にいつもはない映画で見るような井戸が、、、
公園まであと数メートルと言うところでした。
??「ヴヴーゥ゙」
不思議なことにこんな大きいうめき声なのに気づかなかったんです。
公園に足を踏み入れたときには、もう遅かった
公園の敷地に入った途端に見えたんです。
“ソレ”の姿が
不思議なことにパパも俺もジムも声も音も出さずに、
まるで周りだけ音が抜き取られたような感じがして、一気に青ざめて震えが止まらなくなり、
ですが足だけは勝手に動いて動いて、路地に隠れました。
この時初めて気が付きました。
俺「パパが居ない…ジムは?」
振り返らずに来てしまった、パパは図体デカイから、こう言う路地にも入れない。
どうしよう、どうしようと考えてたら、
目の前に走るパパの姿とあのバケモンの姿が……
あれっ?ジムは?そう思った瞬間、鼻をつんざくような腐った血の臭いがしました。
直感的にジム死んじゃったんだ、と
その時でした
とても人間が発する声とは思えないほど大きくて高い声が聞こえたんです。
パパ?「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」
やめて、
パパ「だずげでぇ゙ぇ゙!!!」
これ以上俺から大事な人を奪わないで
俺「はっ、はっ?」
俺はこれで起きてしまいました。
この時の俺は、脱水症状+目から滝のような涙+寝汗でびっしょりの状態で、この時まだ幼稚園の年長さん
とても一人で耐えられる事ではないんです。
1から10全て話しました。
俺「それでねっ、グスッそれでねっゴホッ」
俺「ジムとねっ、ぱぱがね…グッスウッ…」
ママ「大丈夫だよ、るかゆっくり話して」
俺「うんっ…それでねっ変な人がねパパとジムを動けなくしちゃったのっ…」
俺「るかのせいだぁぁぁ!!!」
ママ「るかのせいじゃないよ?その変な人のせいだよ?」
俺「違うのっ!るかがあの人たちに連れていかれちゃえば良かったのっ!(泣)」
俺「るかがあの人たちにつれてっグスッ行かれればぁっ!パパとジムはもっと長生き出来たのっ!」
ママ「違うよ、るかが無事で良かったんだよ、パパとジムはるかを助けるためにっ、守る為にっ…」
俺「あれっ?グスッパパとジムは?」
ママ「、、、、、」
俺「へ?嘘だよね?ママ!ねぇ!嘘だよね!」
ママ「パパはジムを連れて出張に行ったのっ!」
ママ「3年ぐらいはっ、帰って来ないんだぁっ!」
俺「そーなの?グスッ」
ママ「そーなのっ、」
俺「またっ、パパとジムに会えるよね?」
空白の時間が怖かった、ただひたすらとパパとジムは死んでないって心の中で思ってた
ママ「ママも分からないよぉ〜っ!」
ママ「ママも少ししか、聞いてないんだっ」
俺「そっか…だけど帰ってくるなら我慢するっ!」
俺「ママのためにも!お腹の赤ちゃんのためにも!弟のためにも!」
俺「ママとパパとジムのためにも!るか頑張るからっ!」
俺「なんだって我慢する!いいおねぇちゃんになるために!泣かないからっ!ママも泣かないで!」
ママ「うん、ママもお腹の赤ちゃんのために頑張るっ!」
俺はまだ知らなかった、
この出来事が地獄の入り口だったことを_
コメント
7件
怖…こんな事、ほんとにあるんだ。私も、母子家庭やけど、虐待はされてないんよね。ただ、ストレスは貯まるけど、友達?が助けてくれるし…でもるか、辛かったね、いっぱい泣いてもいいからね
こえぇ…
この夢、出来事を思い出す度に、涙ぐんでしまいます。 なんてったってこれがなければ普通に学校に行けてたかもしてないし、普通に友達作って生きてて良かったってぐらいの友達と出会えたかもしれない、勉強だって普通に学校行ってた時は平均だったんだよ、なのになんで……少しは子供の事も考えろよ