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10

第10話 言わないといけない事

♥

130

2023年08月31日

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尊敬様にフォローされて

嬉しい我←






うっきうきの気分で

書いておりまぁす☆





んでは










クロノア…K


トラゾー…T


ぺいんと…P


死神…S




side…視点って意味










━━━━━━━━━━━━━━






K side










K 「ぁ、あぁッ……トラゾー!」




T 「くろ、のあさ……」








トラゾーの体が震えている





今は夏なのに……

寒く、、とても寒く感じる






T 「けが……無いっ、、ですか?」




K 「うん、大丈夫……!!

無いからッッ……、!」 ( ポロポロ







勝手に涙が溢れてくる



止まらない





T 「よかっ、た……

ッ!ゲホッ、、ゴホっ……」





K 「とらぞっ、……

喋っちゃダメだよ!」




T 「かヒューッ……ヒュー 、くろのあさ、ん」








トラゾーの声が段々と薄れていく





俺はその現状を受け入れられない



頭でも身体でも……

俺の全てが否定してくる







K 「嫌だっ……ぐすっ、

しなないでよッ…」 ( ポロポロ





T 「ま、だ……しねま、、せん」







トラゾーはゆっくりと話し始めた






T 「だって……

くろ、のあさんに、 かひゅッ」






俺はトラゾーの話を

聞くことしか出来ない、、







T 「言わないと、い、けないことが

は、ゲホっ、ぅ……ふたつも、

あるん、ですから……」 ( ニコ






いつものように、


”にこ” と笑ってくれたけど



今はそれを見て悲しんでしまう










K 「ッ……! いいよ、

聞いてあげるから…

もう……喋っちゃだめだよ!!」







T 「………」









トラゾーからの応答が無い







意識が飛んだのだろう……




そんな、、まさかッ


死んでなんてないよね……












それと同時に、

救急車の音が聞こえる






K 「ッ…ぐす、

死んじゃだめだよ」 ( ポロポロ






トラゾーの額と俺の額を

くっつけて───



トラゾーは救急車に乗せられた













あの後、ぺいんとや死神くんにも

連絡をした







心配そうにしてたなぁ……





お見舞いは当然のように

毎日行った




全員で、ではないけど





俺、ぺいんと、死神くんの順番で

代わる代わる

行っていた……
















T side












暗いな……






何だろうここは、、、





何があった……?









あ、そうだ……


クロノアさんが

轢かれそうになったから──…








あれ、視界急に眩しくッ?!

















T ( パチ










……天井?白…



ぁ、とすると


……病院か何かかな?










……クロノアさん、

怪我して無いかなぁ

大丈夫かなぁ…











T 「クロノアさん…」 ( ポソ、









ゴトッ、、カランカラン……








横から何か音がした







K 「と、とらぞッ……?」






T 「ぁ、クロノアさん!

おはようございま──」







K  ( がばッ




T 「うぉ、っ?!」





K 「おはようじゃないよッ、

ばかぁ!

あぁッぐすっ…うぁぁ!!」( ポロポロ




T 「……ッ!」








あまりのクロノアさんの

泣きっぷりに驚いた…




でも、、それだけ俺のことを


心配してくれてたんだ、







床には恐らく切ってくれていた

林檎とナイフが落ちていた





T 「ぁ、」 ( ポロポロ





涙が湧いてくる





T 「あれ、ぇ?ぐすッ……」







悲しくないのに、、





……嬉しいから?


嬉しいから……泣いてる?







K 「とらぞッ……ぐす、1ヶ月も

目覚まさなかったんだよ…」




T 「そんなにっ…?!

すみません………迷惑掛けてしまって」




K 「……ごめんはいらないよ、」




T 「え?」




K 「これ……とらぞーが

言ってくれた言葉でしょ?」 ( ニコ






クロノアさんは

涙を流しながら…笑ってそう言った





T 「ぁ…」




K 「心配要らない!俺は……いや、

俺とぺいんと、死神くんは


いつものように…

トラゾーに笑って欲しいだけ」





T 「〜ッ!!」






その言葉が


いつもより沁みたのは内緒






T 「ッ……はい!」 ( ニコ








ガラララっ……






扉の音……?








P 「トラゾー!!」




S 「トラゾーさんッ!!」








T 「ぇ、ぺいんと?!死神さん?!」





P 「さっきクロノアさんに

連絡して、既読付かなかったから

何かあったんじゃないかと思って!」





S 「うわぁ゛ぁあんッ!!

よかったですぅゔ」 ( ポロポロ





T 「あの、ここ病院…

じゃなくて、えと

ありがとう御座います…っ!」





皆…俺の為に泣いて…?



……心配掛けたなぁ







P 「ほんとに…良かったよ!

トラゾー…!」(ポロ、ポロ





K 「またいつもみたいに…

学校で会えるといいね…っ」 (にぱ







いつものクロノアさんの笑顔に…


少しづつ近づいている






T 「はい…ですね!」








P 「んん〜…??」





S 「ぺいんとさん…ッ?、ぐす」





P 「おぉぉおぉ…?ふぅん?」





ぺいんとが難しい顔をした後、

ぱっ、と

何かを思いついたかのように

顔を明るくした





P 「俺ら帰ります!」




K 「ぇ、急にどうしたの?

ぺいんと…」





P 「いや、、

用事を思い出したもので…」




S 「ぇ、”俺ら”…?」




P 「さ、帰ろうか死神くん!」 ( グイ





S 「え?ちょ、まっ…

あ、トラゾーさんお大事にぃ!!」




T 「へ……?あぁ、

ありがとう御座い…ます?」











P side








S 「急にどうしたんですか、

ぺいんとさん!」




P 「いや、お前あれ見て

気付かないのかよ…っ!」






トラゾーの病室の前で座り込み、

話をしていた






死神くんは

状況がよく分からなそうな顔をした



いやいや…あれは気付くって!






P 「あいつら…

絶対付き合ってる…!」





S 「えぇ?!付き合って…?

ぇ、えぇぇぇ?!!」






K 「どうしたの?ぺいんと」





P 「ァ…えぇと……

靴紐が解けてしまったので!」






俺なりに言い訳を考えた


結構良くね…?







K 「そう…?」





P 「じゃ、さよならッ!」







死神の腕を掴み、

そそくさとその場から逃れた



あっぶね…









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