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そんな事出来るの?!

「·····此処は、?」

「はぁ、目覚めたかのう?」

「·····!神様!」

「うぬ」

「なんで神様が、?」

「お主帰りたいと言ったな。」

「·····」

私は図星を突かれた。

確かに帰りたかった。自分の身体は好きじゃなくても身体が好きじゃなくても身の回りにいるほんのちょっとの人が大好きだったんだ。

「帰りたいって思っちゃった。」

「·····。やっと分かったかのう?」

「え、?」

「お主の周りのヤツ·····確かに死んで馬鹿にしてたやつも居た。」

「·····。」

「でもな、大半が御主の事を思って泣いてたのが居た。」

「·····!」

「御主の事が大好きだった親友。御主の事を馬鹿にし続けたけど誰よりも大好きだった大親友とその親とその妹。そして、御主の事を誰よりも愛していた親。」

「·····」

「御主は思った以上に色んな人に好かれていたのじゃぞ。 」

「·····(泣)」

「泣いちゃうよね~。わしも考えるだけで泣きそうになる。」

神様は私の頭を優しく撫でてくれた。

私が何分も泣いている中私の傍にいてくれた。

久しぶりに温かさを感じた。

「·····。」

私が泣き止むと神様は口を開いた。

「そこで提案なんじゃが、」

「·····?」

私は神様の目を見た。

「御主の事を思っている人を連れてこないか?」

「·····は、?」

「あー、人生を終わらすと言うものでは無いが·····あの子らが·····」

「·····?」

私は後ろを振り向いた。

「·····コト!」

「·····!え、なんで、?」

そこには見慣れた顔の私の最愛の親と親友達が居た。

「あんたって子は!」

私の母親は近づいて来て、

「·····!また会えて良かった·····。」

私に抱き着いた。

「·····へ、?」

「ほんっと、娘は危なかったしいと言うかなんというか·····笑」

「ママ、?パパ、?」

「ママよ、?」

「娘が好きなパパだよ笑笑」

「·····(泣)」

私は思わず涙が出た。

「おい!御前!良くも私を置いてってくれたな!」

「さよ、!」

「ほんとよ、マイさん止めたのに全然止まらんもん笑みんなで自殺☆」

「は、?‎さよとか!まなちとかママパパは分かるけど!なんでこはるも連れてきたの!」

「いやぁ、私だけ残されてもね~」

「·····もうみんな私の為に何してんの笑」

「おい、忘れてないやろな」

「吉田!·····と、ビビ·····?」

「言うたやんビビ道連れで逝くって」

「·····マジで来るやつがおるかよ笑(泣)」

 ” わん ッ ! “

聞きなれた動物の声が聞こえた。

「そうじゃった、御主に会いたいって言ってたわんころもいたんだった。」

「え、?」

そこにはもう居ないはずの愛犬のこたろうが居た。

「なんで、?神様·····?」

「わしが特別に死者から連れてきたんじゃ。 御主の所に産まれるまで転生しないつもりじゃったらしい。」

「嘘·····こたろう、」

「わんわん!!」

私は愛犬のこたろうを抱きしめた。

「ということでじゃが、1つ提案じゃ。」

「んえ、?」

「御主の知り合いも共に御主が好きな世界に連れていくことにしたんじゃ。」

「え、駄目、皆死んじゃう·····」

「そーゆー仕事をするのがわしじゃろ?」

「え、?」

「当たり前に皆そう簡単に死なせんよ。」

「ほんと、?」

「うむ、だが·····」

「ん、?」

「御主と御主の知り合いは全員皆バラバラに転生させる。」

「はぁ?!」

「おいじいさん!話が違うじゃん!」

「そうだそうだー!」

「落ち着けい。」

「·····。」

「そうせなわしの力が持たん。」

「え、?」

「わしも歳じゃ。考えろ。」

「·····。」

「皆の転生はわしの力でどうにかなる。」

「ほう?」

「近くに転生出来なくても、必ず会えるようにわしが組んでおる。記憶もちゃんと残っておる。」

「·····。」

「わしができるのはそれぐらいしかないんじゃ、すまんのぉ。」

「ううん、神様有難う。私神様にお世話になってばっかり。」

「·····。」

「私行くよ。リアルの大切な人たちも守って、進撃の巨人の世界の人達も守るよ!」

「·····御主はやはり眩しいのぉ。」

「え、?」

「わしにも娘と息子がいたんじゃが、御主は娘にそっくりじゃ·····。」

「私が神様の娘にそっくり·····?」

「·····まぁもう1000年前じゃがな、」

「·····なら、娘にはなれないけど、おじいちゃんになってよ!神様!」

「·····?」

「え、駄目、?」

「おじいちゃん·····いいのぉ、わしはコトを守るぞ。それに御主の知り合いさんも。」

「うん!」

「なら、コト·····いや、琴葉。皆さん頑張って来てくださいね。」

その瞬間だった。

私は目が覚めた。

「ン·····。」

「起きたか!コト!」

「ん、ジャン、?」

「びっくりしたぜ?行成倒れるもんだから·····。」

どうも私は神様たちと話してる間は倒れていたみたいらしい。

「私何時間寝てた·····?」

背伸びしながらジャンに問う。

「·····72時間。」

「72時間かぁ、·····え?」

えっと24×·····3·····3?!

「私3日間も寝てたの、?」

「嗚呼、教官もエレン達も心配してたぜ?」

「え、あごめん·····」

「!つか、此処誰の部屋?!」

「嗚呼、団長の部屋·····」

「え、あ、無理ぃぃぃぃぃ!!!!」

「はぁ?!」

私は慌てて扉を開けて走った。

その時だった。

誰かとぶつかった。

「いってて·····。」

「·····コト、?」

「ん、?·····!!!さよ!」

最初に出会ったのはさよだった。

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