少し時間が経ちようやく落ち着いてきた。俺はフィンの日記を持ちとりあえず自分の部屋に戻ることにした
レインの部屋
部屋に着くとうさぎ達が一斉に俺のところに集まってきた、さっき泣いたせいかまだ疲れていたのかはわからないがうさぎ達に囲まれているとだんだん眠くなってきた、ふわふわであったかいななんて思っていると気づいたら薄暗いところに居た、ここはどこだなんて思う前に死んだはずのフィンがゆっくりとこちらの方に来た弟の姿を見た俺は咄嗟にフィンの元に駆け寄った、、、
レイン「フィン!フィン!ごめんごめんなごめんな」
とレインはフィンと思わしき人物を抱きしめながらそう言葉をこぼしただがフィンは何も答えない…フィン?何も答えないフィンと重たい空気が気になりファンに目をやると俺の腕の中には血まみれで冷たいフィンの姿があった、俺が驚き呆然としているとフィンがいきなり顔を上げてこちらを見てきた
レイン「フィン?」
いきなりの事で少し恐怖心もあったがフィンが生きていることの安心感の方があった…そんな時いきなりフィンが口を開け話しかけてきた
フィン「ねぇ兄様」
レイン「ど、どうした?」
いつもとは明らかに違うフィンの雰囲気のせいか少し弱気にそう投げかけた
フィン「兄様痛いよ苦しいよ寂しいよ」
いきなりそうフィンが俺に向かっていってくる
レイン「フィン…?」
フィン「なんで兄様は助けてくれないの?兄様は僕のことが大っ嫌いだから?」
レイン「ち、違うそんなことあるわけないたった1人の弟だぞ?そんなこと思う奴がいるわけない」そうだ本当に自分の命より大切な弟だ守りたかったそして弟…
フィン「…嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき」
フィン?が嘘つきと壊れたように俺に向かっていってくる
レイン「嘘なんかついてない!お前のことは俺の命より大切だ」
フィン「なんで?なんで?僕がこんなに苦しい思いをしなくちゃいけなかったの?ねぇなんで?」
フィンが俺に向かって問いかけてきた俺はその問いかけに何も答えられなかった
レイン「それは…」
フィン「なんで、僕が死なないといけなかったんだよ…」
「お前が死ねばよかったのに」
フィンが俺に向かってそう言い放った… そうだよな俺が死ねばよかったんだ俺さえになければ俺のせいで…また自己嫌悪に溺れる
ハッと目を開けると周りにはうさぎ達の輪の中にいた、どうやら今のは夢だったようだ…とんでもない悪夢だったなまぁけど弟を殺したんだから悪夢くらい見て当然か…頭がふわふわしていて夢のことも詳しくは覚えていなかったが、フィンの「お前が死ねばよかったのに」の言葉だけはあの時のフィンの表情は鮮明に覚えている…一回もう考えるのはやめよう明日からは普通に仕事があるしもう休もうと思い自分のベットり寝ようとするがさっきの悪夢をまた見たらと思うと怖くて寝れないが、何時間かベットに入り目をつぶっていたらいつのまにか寝れていたがまたあの悪夢の続きを見る羽目となった。もしかしたらこれが弟を殺した俺の罰なのかもしれないな…
コメント
6件
初めてノベルちゃんと読めきれました🥲この物語作るの天才すぎます