ー気づきー
時は流れもう5月。
せんぱいたちとも馴染めてコンクールの曲を練習している時期だった。
ある日の休み時間。私はあることを友達に相談した。
「あーちゃん、ゆあ好きな人出来たかも。」
「Y(pvp」-÷67tpwp84(649」
「落ち着け。」
「まじで?!あのゆあちゃんに?!」
「なんだよあのゆあちゃんにって。ゆあにだって好きな人くらいできるし、」
「何年ぶり?」
「4年ぶりくらい、」
「冷めてんねぇ」
「そか?」
「で、だれなの?」
「○○せんぱい」
「まじー?!」
「まじ。大まじ。」
「まぁ確かにかっこいいけど。」
「でしょ?」
「うん」
「あーちゃんは好きな人いないの?」
「特に?」
「ふーん。」
そう。こんな感じで好きな人が出来てしまったのである。
同じ部活のせんぱい。
なぜ好きになったのかは分からない。
いつの間にか好きになってしまっていたのだ。
話したこともあまりない。
強いて言うなら部活体験の時だ。
〇楽器体験のとき
「よろしくお願いします、」
「よろしく!普段は俺じゃないがやけど笑
せんぱい珍しく休みでさ。俺が担当するから!」
ぺこりと頭を下げ楽器を教えてもらうことにした。せんぱいが担当している楽器は🎷だ。
「ここを押すとファの音が出るよ」
♩ー
「おー!凄い綺麗な音!」
「ありがとうございます、笑」
なんて言う会話を交わした。
あれだけ褒めてくれたのはせんぱいが初めてだった。
いつの間にか優しいせんぱいに惚れてしまっていた。
「Kせんぱい。Tせんぱいってどんな人が好きなんですかね、」
「ゆあちゃんTくんのこと好きなん」
「別にそんなんじゃないけど」
「だってそれしかないでしょ。言い逃れできないぞ?」
「あーもー、好きですけど何か?」
「ふーん笑」
「なにそれ。きも。」
「きもはないだろ。一応せんぱいだぞ?」
「ほぼ同級生だろ。」
「舐めてんなお前笑」
「舐めてないです。ただ下に見てるだけ。」
「生意気め。」
「生意気で結構。」
「俺協力した方がいいやつ?」
「もちろん。」
こうして協力してくれる下っ端()をみつけ、新たな1歩を踏み出そうとしていた。
コメント
3件
良い先輩じゃねーか