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好きだけじゃダメなんだ!

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日本上陸 −来ちゃった−

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2024年02月10日

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3月27日 -23:13-

無事日本の成田国際空港に到着した。 降りる人は日本人だけではなく外国人も降りてくる。アナウンスが他国語以外にも日本語で話しをしている


来ちゃったんだ…


まだ空港なのだが早々と日本に来たんだと実感した。

私達は一緒に同行したママのマネージャーの林崎さん一緒にタクシーに乗って、ここから事前に言っていた桐山市にある、マンションに行く事になった。しばらく行くと

「敦美ここだよ。今回ショーがあるの」

ママが指さす方向。そこは大きなドームみたいな所。 ここが『桐山市第二体育館』名前の通り体育館である。

「懐かしいわ~。20年以上もなると、町の雰囲気変わってるわねー」

そう。ママとパパは約20年前までこの桐山市にいた。 『ハリウッドでデザインしたい』という単なる願望で夫と一緒に、結婚2年後にロサンゼルスへ旅立った。以来日本に帰ってなく、その間に帰化したたらしい。

1つの信号に止まった。するとママが

「ここアーケードなんだけど、休みになるとこれより人がいるの」

確かにこの時間帯というのに人がたくさんいる。 休みになるとこれより多くなるという事だから驚きだ。 ロスもそんなに変わんないのだが、私が住んでいる所は田舎の方で、こんなに人だかりは初めてだ。

「ママうるさい!寝れないじゃん」

横で美柑が寝落ち仕掛けてた事もあり、怒りだす。

「あぁごめんごめん、遂興奮しちゃって。でももう着くわよ」

「やっと?」

「『やっと』って、空港から家までそんなに走ってないじゃない?」

とは言っても車に乗って既に30分は過ぎている。

美柑が言うのも無理もない。

「だってもう明日になるんだよ?」

23時47分を回っていた。 良い子は寝てる時間帯だ。

「もうだからパパと一緒に居れば良かったのに…ほら着いたわよ」


うぁ高い…


そこはいかにも高そうな高級タワーマンション。 因みに普通の賃貸の場合、契約は年数である程度決まっているらしいのだが、このマンションは出張者にも優しい、月契約という物にも対応してる。その代わり、部屋は家具は備え付けの所に限られているので、あまり選べないらしい。

そのマンションの入り口に近付くと、その見た目の佇まいからは似合わない、人1人が通れる自動ドアと、その横に黒い電子版がある。そこでマネージャーの林崎さんが、その電子版にスマホを当てる。すると”ガシャッピピッ”とドアの鍵が開く音とがした。


凄っ…


「いいですよ」

林崎さんがそう合図し中に入る。近くには受付の様な小窓があり、そこはパット見、6畳くらいの小さな事務所的な感じになっている。 エレベーターに近付くとまた電子版があり、再び林崎さんがスマホを当てる。すると”チン”と甲高い音がなり4つあるエレベーターの内、1つが点灯して開く。

あれ?階数表示がない?


そう思いながらも中に入る。

「凄い仕組み」

美柑が凄さに思わず声に出す。すると林崎さんがその仕組みの話をする。

「ここは珍しい一番セキュリティーが頑丈なマンションらしくって、このエレベーターもそうだけど、さっきの入り口部分もスマホかカード認証で、カードの場合は開ける時に入る人数も打たないといけないんだよね、スマホだと予め決められて、スムーズに入れるって訳。それ以上来る場合はセキュルティが反応する仕組みらしいの」

「へぇ、凄ぇ」

美柑が感心する。

「それに中は中で、何かあった時用でそこの警備員が常時勤務しているから安心だし、このエレベーターはさっき見たか分かんないけど、普通ある階数表示が外にはないの」

「確かになかった!」

私はそう反応した。普通のエレベーターは上に階数表示があるのにここにはそれがなかった。

「これもセキュリティー状って訳。しかも、この2つは1階用で常に1階に。残りのこっちが下りる用だから、常に最上階にあるんだって」


なんという厳重な防犯設備!


「流石ね、この辺で一番の防犯設備を要望ただけあるわ」

ママがそう言う。


にしても厳重過ぎ!


そう思いながらとある回数に止まった。すると林崎さんは

「今回用意してあるお部屋は、22階の2222号室です」

「お!ゾロ目じゃな~い、ありがとう」

因みには林崎さんは真向いの部屋だ。言われた部屋に入るな否や美柑が

「外は凄かったけどなんか狭い」

「こら美柑!余計な事を言わない」

透かさずママが言う。

部屋に入る事既に0時を回っていた。流石に長旅に疲れが来ていた私は

「ママ、今日はもう寝ていい?さすがに10時間のフライトはきついよ」

「私も…」

「いいわよ。大体その為にわざとこの時間帯にしたんだから」

お風呂は明日入ることにして、パジャマに着替えそのまま就寝した


to be continued…

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