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君が好きです #バレンタイン編

2024年02月14日

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バレンタイン編



学校


瑠璃「…チョコ…渡せるかな…」


「あ、赤葦くん!これ!」

赤葦「ありがとう?」

「私のも受け取って!」

「精一杯頑張って作ったの!」


瑠璃「…」

やっぱりそうだよね、赤葦モテるし……


渡せれるといいな



そして、赤葦と何時もの、のように屋上で一緒にお昼を過ごそうと思っていたけど、今日に限って赤葦は部活で集まりがあるらしく、一緒に過ごせ無かった。


なんでこんな時に!!!



そして、放課後になってしまった。


屋上



瑠璃「……はぁ…結局渡せなかったな…」

でも、他の女子からも貰ってるし…私のチョコはいらないよね


考えていると、扉が開く音がした。

赤葦「あ、やっぱり居た」

瑠璃「な、なんで!」

赤葦「今日、あんまり話せてなかったし。それになんか、様子が変だったから」

赤葦は此方に近づいて来て、隣に座った


赤葦「何かあった?」

瑠璃「ッ……今日…バレンタインなの知ってるでしょ?」

赤葦「そうだね」

瑠璃「……君さ…チョコ貰いすぎ…」

赤葦「…?まぁ、確かにいっぱい貰ったけど……食べるのが大変……」

瑠璃「あはは…笑………赤葦はさ……ッ好きな人からチョコ貰った?」ニコ

なんでだろう、自分から言い出したのに胸が痛い


赤葦「……」

瑠璃「…好きな人…居ないの?」

赤葦「…いるよ」ニコ

瑠璃「ッ…」

赤葦「でも…まだ貰ってない」

瑠璃「…そ…っか…」

赤葦は人気者だから貰ってるのかと思ってた。

赤葦が好きな人は…どんな人なんだろう、何年生?後輩なの?同級生なの?それとも先輩なの?…どうしても…知りたくなる…。

瑠璃「……ねぇ…」

赤葦「ん?」

瑠璃「…要らなかったら要らないって言ってね…」((チョコを渡す

赤葦「…!!」

瑠璃「…ッ/////い、何時も話し掛けてくれるし…その一緒にも…いてくれる…そのお礼だから!/////」

赤葦「……ふッ笑ありがとう笑」((受け取る

瑠璃「…!/////」

赤葦「良かった…貰えないかと思った」

瑠璃「…え?」

赤葦「…笑」


赤葦はチョコが入ってる四角形の箱で口元を隠して、くすりと笑っていた。

何か、伝えてくれてるような気がした。

赤葦「そろそろ帰ろうか、暗くなる前にね」ニコ

瑠璃「え、…あ、うん。部活は?」

赤葦「今日は休み、だから一緒に帰れるよ」ニコ

瑠璃「ッ/////」

ドキッと胸が鳴る、まだ私の気持ちは気づかない。


赤葦「…笑」

貰えないかと思ったけど、よかった、ちゃんと貰えた。俺の好きな人は、照れ屋だなぁ





バレンタイン編: 終

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