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テラーノベル(Teller Novel)
お前との時間を得るために

お前との時間を得るために

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3

第3話

♥

22

2024年02月11日

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次の日

「おっはよー!」

「あぁ、おはよ」

「今日も相変わらず、無表情だな」

「悪いかよw」

「いいや、お前のいいとこだ」

生きてたんだな。よかった…

「莉久、今日遊べるか?」

「ごめん、今日は無理だわ」

「分かった」

何か注意の言葉をかけた方がいいのか?

「気をつけろよ」

「なんで?」

「いや、最近なんか家に泥棒が入る?みたいな事件が多発してるらしいし?」

「おう、ありがとな」

これでいいと思うけどな…

頼む、何も起こらないでくれ

家にて

今日、なんか会議で早く帰って来れたな

奇跡的に宿題も少ないし、テレビでも見るか〜

「速報です。先程ーー県~~~市ー〜町の〜ー番地で殺人事件がありました。」

俺ん家の近くじゃねーか!

「被害者の野村莉久さんは、病院先で死亡が確認されました。野村莉久さんは腹部を刃物で10回ほど刺されており、最後に後頭部を強く殴られ死亡したと思われます。」

野村…莉久?……

「犯人は未だ捕まっておらず、警察も捜索を強化しています。 次のニュースです」

なんで莉久なんだ!

あぁ、なんかもう疲れた…。親友の死を見るのはもう嫌だ。

もう、俺も死んでしまおうか…


「奏斗?」

「ん………

「目が覚めたのか!」

「よかった…。医者呼んでくる!」

一体どういうことだ?

莉久は死んで、俺も死んだはずじゃ?

「莉久!」

「どうした?」

「俺、なんでここに?」

「覚えてねーのか?」

「うん」

「お前、1か月前くらいに急に倒れてそっから昏睡状態だったんだぞ?!」

「え…?」


 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽

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