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赤い目をしたおっさんはこう言った。
「何も遅くはありません、ダンテ、あくま、
私たちに必要なのはただ…」
「巻き戻す時間だけだから。」
その時、また痛みが襲ってきた。
身体が、内臓が、肉が、骨が、心臓が。
バラバラになって、引き裂かれるような…そんな苦痛が続く。
痛みに悶え、その場に蹲って、声にならぬ声で助けを求めようとする。誰も助けてくれない
もう誰でもいい、おっさんでも時計頭でも助けてくれと思い顔をあげた。
そして視界に映ったものは、同じように悶えている時計頭と…
さっき死んだはずのバスから出てきた人たちの身体が修復されてるありえない状況だった。
そして俺は苦痛の中意識を手放した。
「これからも、とびきり苦しいことになるでしょう、ダンテ、あくま。」
……To be continued