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うわぁ〜……!!めっちゃ好きです……! そっかぁー…!神様が生かして(未練をはらさして)くれたんだなぁ〜! いやーにしてもめっちゃ好きです!!
【らっだぁ視点】
あれは、ぺんちゃんと出会う前のこと。
俺は、生まれてきてから親にも友達にも…誰にも愛されてこなかった。
rd「…お…ッ…、お母さん…ッッ…‥授業参観の、ことなんだけど…、」
「……………」
rd「お母さ…ッッ((」
「うるさい。お母さん忙しいの知ってるよね?行けるわけないじゃない。」
rd「う、、……ごめん…ッッ…」
親は、俺を腫れ物扱いして…ずっと無視され続けてきた。友達には…いじめをされたな……。
「なんか、らっだぁって変だよな?」
「なんか、関わったら変なこと起きそ〜…」
「あいつには、関わらないでおこうぜ。」
rd「…………ッッ…」
もう、この世界に生きているのがうんざりだった。この世界という地獄を抜け出したかった。
俺が死んでも、誰も悲しむ人は居ないだろうし…、もうどうでも良くなった。
俺の住んでいたマンションの屋上から飛び降りて死のうとした。
その時、生まれて初めて息が吸えたようだった。
屋上の風は心地よくて、初めて、俺の居場所だ…って、思った。
そして、足をわざと踏み外し6階建ての屋上から飛び降りた。
やっと…、やっと…ッ!楽になれる…そう、思ったのに……ッ
俺は、なぜか生きていた。あったはずの痛みもない。
少し考えてみると、あることに気付いた。
俺の体が半透明だ。誰も、俺のことを見ていない。……いや、見えていない。
俺は、確かに死んだ。あそこから飛び降りて死んだ。
でも、飛び降りた形跡も血痕もない。この通り半透明な姿で現世にいる。
俺は、この世界に未練があるんだ。だから、成仏されない。
未練……未練って、なんだ…?このクソみたいな世界に、何を残した?
分からない。…と、ほざいていたら、声が聞こえてきた。
「そこの、お主。」
rd「……はッッ…?………だれッ…?」
「わしは、神じゃ。」
rd「………はぁ?………神様ぁ…?」
その声の正体は、神様と名乗る人物。
声はじじぃだし、姿はないし…案外そうかもしれない。
「お主、死んだのになぜ生きておるのか、知らないであろう?」
rd「俺…、なんで生きてるんだ?未練は…もう……、、、」
「お主は、知っている通り死んでおる。半透明のまま意識もあるじゃろう。
だが、お主が生きている間は悲惨な毎日であっただろう?」
rd「…………ッ……」
「お主は、皆に何をされたかった?何が、欲しかった?」
rd「………愛…、、。……」
rd「愛…され…ッ…、、たかったッッ……!愛がッ……欲しかった…ッッ……ポロポロッ」
「それが、お主のやり残してることじゃ。だから、期限は無い。誰でもいいから、誰かに好かれるんじゃ。
何年経ってもいい。人間になってもいい。何をしてもいいから、愛される努力をするんじゃ。」
rd「…………え…ッ…?」
何を言っているのか全く分からなかった。
誰かに好かれろ?愛される努力をしろ?何を馬鹿なこと言ってるんだ。
この14年間、”愛”を貰ったことがないんだ。そんなの、無理に決まってる。……
…でも、未練がなくなるまで俺はまだこの世界にいる事になる。それはもう窮屈だ。
やるしかないと思った。
「お主に、ヒントを与えよう。」
rd「…はぁ?ヒント…?…」
「そうじゃ。お主は、自分を愛したことがあるか?」
rd「………え…ッ…?…」
「まずは、自分を愛する事から始めるんじゃな。」
rd「…えッ…、ちょ…ッッ…!…」
神と名乗る人物は、いつの間にかいなくなってた。
『自分を愛す。』……そんなの、思ってもみなかった。
愛されたことがないから、自分を愛する事なんて無理だと思った。
そもそも、自分を愛するってどういうことか分からなかった。
俺って意外と、物知らずなんだなって実感した。
タイムミリットは無し。条件も無し。こうして見れば楽だけど、俺にとってはすごく難しいこと。
やらないと終わらない。そこから、再び地獄が始まった。
NEXT⇒♡200
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