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放浪者と神社の守り神

放浪者と神社の守り神

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放浪者と神社の守り神 # 15

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2023年10月08日

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15話スタート⬇⬇⬇














笹猫「よし!これで全部かな!」

放浪者「なんで僕まで…((ボソッ」

おばあさん「ありがとねぇ、お二人さん」((ニコ


そう、お礼を言われ


おばあさん「良かったら、休憩していってね」((ニコ

笹猫「ありがとうございます!マシュ行こ!」

放浪者「はいはい」



そして私はおばあさんの家に案内され


おばあさん「いやぁ、今日は本当に助かったよ、ありがとねぇ」

笹猫「これくらい!当然!」

おばあさん「誰かと話すなんて…久しぶりだねぇ」

笹猫「そうなの?」

おばあさん「えぇそうよ…おじぃさんが3年前に亡くなってしまってねぇ」

放浪者「人はやっぱり脆いね」

笹猫「マシュッ」

おばあさん「そうだねぇ、確かに人の命は、すぐに消えてしまうものだよ」

笹猫「おばあさん……おじいさんの事…辛い?」

おばあさん「そりゃあねぇ…大切な人と一緒に居たのに今はもう居ない時…辛いもんだよ」

笹猫「そっか……ッ!」(おじぃさんもおばあさんの事大好きなんだね、ちゃんと傍に居てくれてる)


おじいさんの仏壇の傍に優しくて暖かいような微笑んでいるおじいさんが、私には見えた。


笹猫「そのおじぃさんはこの世にはもう居ないけど…でもきっと、おばあさんの傍に居いるよ」((微笑む

おばあさん「…!…ありがとうねぇ」((ニコ


おばあさん「昔にも、似たような事言われたわねぇ、とても懐かしいよ」

笹猫「昔?」

おばあさん「えぇ、私が子供の頃だったねぇ、ワタシが産まれた故郷は賑やかな村でねぇ」









その村が魔獣に襲われてしまってねぇ…


【おばあさんの記憶】

※おばあさんの名前はサクラ


サクラ「お母さん!お父さん!!みんなぁ!泣」

魔獣「グオオオオオッッ!!!!!」

サクラ「ヒッ!!泣」



サクラ「ッ…あれ?…生きてる?」


???「大丈夫?」



おばあさん「目の前には確かに魔獣が居たけど、ワタシが目をつぶった時魔獣の悲鳴が聞こえて、次に目を開けたら、そこには顔に紙を貼った人が私を助けてくれたんだよ。」

笹猫「ッ!!それって…((ボソッ」

おばあさん「助けてくれた後…ワタシをここの街に連れて来てくれてねぇ…私が大きくなるまでそばに居てくれたんだよ…別れる時、ワタシは、」




【昔の記憶】

サクラ「お父さんとお母さんが居ないのはやっぱり悲しいッ…ずっと1人なんて嫌ッ…お願い、ずっとそばに居て下さい!!泣」

???「…確かに、この先君は1人かもしれない、でもずっと一人なんて無いんだよ、きっと何時か運命に出会える、それに君のお父さんとお母さんはもうこの世には居ないけど…君の中には居るはずだよ」((微笑む

サクラ「ッ泣…また、会えますか?」

???「それはどうかな〜笑」

サクラ「会いに来てください!来てくれるまで、私は待っています!」ニコ

???「…笑じゃあ、また会う日まで生きててよね?」

サクラ「はい!」

???「…じゃあね」ニコ








おばあさん「あれが、最後だったかしらねぇ…」

笹猫「…あれが最後じゃ無いと思うよ」ニコ


そっか、思い出した…こんなに老けてしまったんだね。こんなに歳をとってしまったんだね。この日、出会うまでちゃんと生きててくれてたんだね。


おばあさん「やっぱり貴方は、あのお方が笑った時に似ているよ」ニコ

笹猫「そっか…覚えてくれて嬉しい…って思っているかもよ、その人は」ニコ

おばあさん「…もう一度会いたいもんだねぇ…笑…まだ生きているうちに…」

笹猫「サクラ…((ボソッ」

おばあさん「話が長引いちゃったね、すまないねぇ」

笹猫「いいよ!話せて楽しかったから!マシュそろそろ帰ろっか!」

放浪者「そうだね、そろそろ帰ろう」







おばあさん「今日は本当にありがとねぇ」

笹猫「いいのいいの!」

放浪者「別に礼なんていい」

おばあさん「話せてとても楽しかったわ」ニコ

笹猫「私の方こそ楽しかったよ!」ニコ

おばあさん「やっぱり、貴方を見ると…」

放浪者「笹猫、そろそら行くよ、暗くなると色々面倒だ」

笹猫「はーい」

おばあさん「笹猫?」

笹猫「じゃあそろそろ行くね!」








【おばあさんの記憶】

???「君、名前は?」

サクラ「私の名前は、サクラです」

サクラ「貴方の名前?」

???「私の名前は…」








笹猫真由香だよ




記憶が遡った




笹猫「サクラ!!」







笹猫「私は人じゃない、だから君と私は生きる時間が違う、だから君が生きているうちに会いに行くよ」








笹猫「人は嫌いだ、でも、君は違う」ニコ







笹猫「ありがとう!サクラ!またね!」








おばあさん「ッ!泣ま、待って!」

笹猫「…笑」



「サクラ!!!」


笹猫「会えてよかった!じゃあね!」


おばあさん「ッ泣ありがとうッ…」













放浪者「良かったのかい?あれで」

笹猫「いいんだ、あれで良かった、思い出してくれただけで…良かったんだッ」

放浪者「…人は嫌いなんじゃなかったの?」

笹猫「嫌いだよッ…」

放浪者「なら何故?あのおばあさんを助けようと思ったの?」

笹猫「なんでだろね…笑…やっぱり困ってる人を見るとほっとけないって思うからなのかな…笑」

放浪者「…笹猫…」

笹猫「懐かしいな〜、サクラが小さかった頃、私は村の人達から裏切られて、封印されたけど紐が切れて、1度自由になった時だったかな…笑」









森【昔】

笹猫「…ん?何この音…」








笹猫「…!この村…燃えてる…」


誰か!たすけてッ!!泣

笹猫「ッ!!子供!?(このままじゃマズイ!)」


タッタッタッタ((走る

笹猫「ッ!!」((槍で魔物を退治する

サクラ「…ッ?!」((腰が抜ける

笹猫「…フゥ…あ、そうだ!…ねぇ君!」

サクラ「ッヒッ」

笹猫「あー、えっと、私は君の味方だよ!」ニコ

サクラ「みか、た、?」

笹猫「そう!怪我はない?」

サクラ「えっと、、、だ、大丈夫です」((震えてる

笹猫「(震えてる…やっぱりまだ怖いか…)…落ち着いて、深呼吸しよっか」ニコ((優しく頭を撫でる

サクラ「…(この人の手…暖かい…)」((落ち着く

笹猫「(よし、落ち着いたかな…)…君の家族は?」

サクラ「…魔物に…ッグス…コロされてッ泣村の人たちもッグス泣」

笹猫「わかった、もう良いよ、ありがとう。怖かったね、でももう大丈夫」ニコ((ナデナデ

サクラ「ッグス泣」

笹猫「じゃあここから移動しようか、…(左足怪我してる、歩くと悪化するね)…よいしょっ」((サクラをおんぶする

サクラ「わっ!?あ、あの!自分であるk」

笹猫「その足で歩くと悪化するよ?」

サクラ「ッ…すみません…」

笹猫「謝らなくていいよ笑ただ私がしたくてしてるだけ!」

サクラ「ッ…ありがとう…ございます」

笹猫「いえいえ!」







笹猫「…ほんと、懐かしい…笑」

放浪者「笹猫?」

笹猫「なんでもないよ!さて!そろそろ帰ろ!」ニコ

放浪者「…笑ほんと、元気でうるさいね君は」

笹猫「えー!うるさいって酷いよ〜!」

放浪者「事実を言ったまでさ笑」

笹猫「マシュの事嫌いになる」( *¯ ^¯*)フンッ

放浪者「へ〜、そう言うこと言っていいのかな〜?」ニコ

笹猫「嘘ですごめんなさい冗談でございます」

放浪者「じゃ、帰ろうか♡」

笹猫「(絶対なにかされる…イヤダァァァァ!!!!!!)」





𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

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