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……………………………………………………………ULTIMATE(特別事案機動部隊)主要役職
初代総監 真島俊(30)…主人公
総監補佐 沖琉太(27)
中央指令部長 赤木龍一(19)
中央指令部員 越前龍馬(21)
中央指令部員 松永優大(21)
中央指令部員 工藤哲也(31)
中央指令部員 室口翔平(28)
中央指令部員 菊池謙介(23)
第1実動部隊長 倉木勇也(36)
第2実動部隊長 片倉旬(32)
第3実動部隊長 浦賀啓介(30)
第4実動部隊長 南雲知憲(33)
第5実動部隊長 高島康安(35)
「整列ー」真島からの応援要請で東日本方面本部から1つの班が緊急出動してきた。
「西岡班、参りました」
「ご苦労さま、早速出動して欲しいのだが、彼を見つけ次第、最高統括本部最高監察部に送って欲しい」そう言うと真島は1人の隊員写真を見せた。
「第5実動部隊所属の長尾幸哉だ。彼の容疑は規律違反だ」
「了解」西岡班は一斉に走り始めた。その頃、街では南雲達と住民達が銃を向けあっていた。
「銃を下ろせ」南雲の忠告は住民達には届かず誰一人と銃を下ろすことは無かった。その時、1人の男がやって来た。
「何の騒ぎだ?」
「上妻様」住民達は男に向かって土下座を行った。
「上妻?亜連の上妻か?」南雲は男に銃口を向けた。
「あーそうだよ。お前らがここに来た理由それは、赤木、工藤、越前の3人の身柄確保のためだろ?」
「あーそうだ、早く返せ」南雲が怒鳴ると男は大声で笑った。
「返す?馬鹿な事を言うな笑返してこちら側にメリットは何もないだろ?」上妻が言うと、さっきまで取り押さえられていた長尾が持っていた銃を上妻に向けた。
「お前か?亜連のトップは?」
「そうだけど笑何か?」
「俺はこの島出身の者だ。そして家族は殺された。お前らに」
「なんの事だ?」
「とぼけるな。俺は1度足りとも忘れたことは無い。目の前で母親が射殺され、父親も殺された。」そう言うと長尾は涙を拭き再び銃を向けた。
「絶対に殺してやる」
「長尾幸哉はどこだ?」いきなり後ろから警衛隊服を着た男達がやってきた。東日本方面本部と書かれた腕章をつけていた。
「俺だが何の用だ?」
「規律違反で最高監察部から呼び出しが来ている」
「俺は捕まる気はない」そう言うと長尾はその場から走っていった。
「追え」西尾班は逃げていく長尾の追跡を行った。
「上妻、赤木達の居場所を教えろ」南雲が怒鳴った。
「自分達で探しな」そう言うと上妻は発煙筒を投げ、その場から去っていった。
「くっそ、とにかく探し出せ」南雲は隊員達に指示を出した。その頃、赤木、工藤、越前は街の片隅にある、ホコリばかりの古家に拘束されていた。
「くっそ、なんだこれ」赤木はつけられていた手錠を外そうとその場で暴れ回った。
「やっと目覚めたか」古家の住民が呟いた。
「おのれ、何する気だ?」
「そりゃこうすんだよ」住民は赤木の顔面に膝蹴りを入れた。
「ぐはっ」赤木は口から大量の血を吐いた。
「殺すつもりか?」
「あーそうだ。拘束して解放するとでも思うか?馬鹿な事を聞くな」
「死ぬ覚悟はいつでもできてる、だが、まだ早い。俺にはやらなきゃならねー事があるからな」
「やらなきゃならねー事だと?」
「俺の家族は亜連の拘束に巻き込まれて亡くなった。亜連のトップ上妻を殺すまで俺は死ねねーな」
「お前が?あの男を倒せるとでも?」
「あー。俺には仲間がいる。お前らみたいに洗脳されてできた仲間じゃない。同じ目的、意志を持ち固い絆で結ばれた仲間だ」
「人間なんて自分が可愛い動物だ。何かあれば自分を庇い相手をカンタンに裏切るそういう生物だろ?」
「俺らはそんなものじゃねー。誰かを何かを守りたい、命をかけて俺達は国を守っている、国は薄っぺらいもので守れるものではない」赤木の顔からは強い意志が読み取れた。男はゆっくりと近づくと赤木の後頭部に銃を向けた。
「この状況でも同じ事が言えるか?」
「前言撤回する、今俺が死んでも必ず仇を倒してくれる。あいつらなら」男はしばらく銃を向けるとゆっくりと下ろした。
「手荒なことをして悪かった、許してくれ」
「は?」
「こういう者だ」そう言うと男は警察手帳を提示した。
「警察庁特別広域緊急部隊の成海貴俊という。潜入中にお前らを拘束するように言われて仕方なく拘束した。そこに横たわってる2人は睡眠薬です眠らせてるだけだ。もうすぐ目覚めるだろう」
「なぜ警察が潜入?」
「俺らはお前らよりも以前から亜連を追っていた。俺らがいたところにお前らが偶然来ただけた」そう言うと成海はその場に座った。その時、1人の男が走ってきた。
「先輩、どうやら、場所がバレたみたいです、逃げましょう」
「警衛にバレたか、せっかくだしこのままここに居とくわ」
「いや、でも…」
「お前は早く逃げろ、確か新婚だったろ?」
「でも…」
「戻ったら応援要請を出しといてくれ、何かあれば助けてもらわねーとな笑」そう言うと成海は銃弾を拳銃に詰め込み始めた。