しょーどーがき
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パクリではありませんが似た作品があったら教えてください
ご本人様には一切関係ありません
どぞ((꜆˙꒳˙)꜆♡
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暇
桃side
あーーーー…暇。
何もすることがない。
昨日から行こうとしたところには行ったし、
いろいろと食べてたからお腹も空いてない。
「ひま」
何も無いけどベランダに向かってみた。
ここは4階。
ここから落ちたら死ぬんだろな。
「あ、」
なんて考えていたら外に人がいた。
俺の知ってる人だった。
「まろじゃん」
目が合った。
「…ー!!」
「…何言ってんだ」
ここは4階聞こえるはずもなかった。
多分今からこっちにくるのだろう。
ピコンッ
「ん?」
通知が鳴った。
まろから「今からそっち行くわ」と来た。
もうちょっと早く言えよ。そう返してスマホを閉じた。
数分後インターホンが鳴り、まろが家に来た。
「…ここ俺の家なんだけどなぁ…」
いつも通りにごろごろしている。
「何しにきたん」
「暇やから来た」
「なにそれ」
同じ理由だったらしい。
「じゃあさ、
ベランダから飛び降りてみる?」
「ええやん」
「飛び降りたらもう社畜じゃ無くなるし」
何を言っているんだろう。
いや、こっちから言ったことだからなにも言えないけど。
こんなにすぐ受け入れられる内容なのだろうか。
「そこは止めるところじゃん」
「えー?ないこから言った癖に〜」
「はいはい」
なんだかむかついてきた。
本当に飛び降りてやろうかと思うほどに。
俺が飛び降りたらどうするだろう。
泣く?泣かない?
家族や警察に連絡?
何もしない?
「俺が本当に飛び降りたらどうする?」
「わからん」
「動揺しまくってなんもできんかもしれんし、全然冷静で対応するかもしれん」
「ふーん」
「悲しんでくれる?」
「そら悲しむよ」
「そっか」
なんの意味もない質問。
飛び降りるのは怖いし、痛そう。
怖いのも痛いのもやりたくない。
「まろが悲しんでくれるって言い切れるなら飛び降りようかな」
「じゃあ飛び降りてまうやん」
「へへっ」
「なんの笑いやねんw」
「えー?何となく〜」
死にたいとか消えたいとか考えてない。
ただ、ここから降りたらどうなるか気になるだけ 。
「結局まろがきても暇なままじゃん」
「そら悪かったな」
何はともあれ暇な日はとことん暇であることには違いない。