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主要登場人物一覧
望月輝人(26)…3代目主人公 近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
片倉陵(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
河内慶六(23)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松山和也(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松浦風雅(33)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班主任
水島慶太(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
赤木龍一(47)…近畿方面隊警備科第4区域第4区域機動第1作戦班班長
藤原克巳(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
三島和志(50)…近畿方面隊長
岸田正龍(38)…国家保安庁地方方面隊統括官
長内貴也(66)…国家保安庁初代長官
午前4時制圧作戦に向けた準備を始めた。
「お前らにも参加してもらうからなー。気抜くなよ」そう言いながら水島はシャワー室でシャワーを浴びた。
「てかー何で準備でシャワー浴びるんすか?」片倉が聞くと水島は笑顔で答えた。
「スッキリしてから行きたいなーって思ってさ笑笑」
「確かに。それ良いっすね」そう言うと河内は着ていた隊服を脱ぎ捨てそのままシャワー室へ入っていった。
「シャワーすきすぎだろ笑」そう言いながら望月はずっと参考書の様な物を開いている松山に目をやった。
「松山、お前シャワーはいいのか?」望月が聞くと松山はかけていた眼鏡をぐいっと上げながら頷いた。
「私は遠慮させて頂きます」
「お、そうか」
「おい望月、あの野郎ちょっとおかしくねーか?」片倉が小声で言ってきた。
「おかしい?何が」
「いや、近畿方面隊に来てからずっと参考書みてーな物開いてるんだぜ?飯の時もいつも、誰とも口聞かず。」
「真面目ちゃんなんだろ」
「真面目ちゃんかー。俺は嫌いだねー。そういうの」そう言いながら片倉は洗面台に目をやった。
「お前、またシャワー浴びに行ったのか」頭を拭きながら帰ってきた水島を見て藤原が言った。
「これから1発やりに行くんだろ。だからその前に気持ちよくなりたくてな。」
「おめぇー。風呂入りすぎなんだよ笑笑」そう言いながら藤原は煙草を吸った。
その時、赤木が部屋に入ってきた。
「そろそろ準備をしとけ。不備のないようにな。」そう言うと赤木は藤原に近づいた。
「言わなかったか?ここは禁煙だ。吸いたきゃこっから出ろ。あと俺は煙草が嫌いだ。」そう言うと赤木は藤原から煙草を強奪した。
「す、すいません」そう言いながら藤原は頭を下げた。
赤木が部屋から出ていくと藤原は椅子を蹴り倒した。
「調子乗りやがって、あの野郎。」
「と、とにかくさっさと準備しよーぜ」そう言うと水島は部屋の奥にある装備品倉庫に向かった。
その時だった、1本の緊急無線が入った。
「大阪府警通信指令部から国保近隊(国家保安庁近畿方面隊)」
「近隊だ。」赤木がすぐに応答した。
「コンビニ強盗事案入電中。犯人は3名。所持武器はおそらく刃物と思われる。直ちに出動要請を行う」
「了解。第1作戦班、出動する」そう言うと赤木は急いで望月らがいる待機室に戻った。
「松浦、強盗の方はお前が行け。俺は民兵の方に行く」
「わかりました」そう言うと松浦は、数名の隊員らと共に装備品を手に持つとそのままヘリポートに向かった。現場の場所などは航空隊の方に全て情報がいっている。
「残った者は民兵の制圧任務だ。すぐに準備をしろ」
「はい」
午後5時赤木率いる民兵制圧を行う第1作戦班員ら42名は、2機のヘリに別れて乗った。
「現場上空に着いたら教えてくれ。」
「了解」
赤木に言われ機長の宮野は返答した。