クロ月
タバコって曲の曲パロ?的な感じです
黒尾が喫煙者設定
未来捏造
月島(大学生) 黒尾 (社会人)
半同棲してる
喧嘩して別れた後の月島の頭の中的な感じ
タバコって曲を聴きながら読むのを
おすすめします
では行ってらっしゃい
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口喧嘩をして、黒尾さんは
もう無理、別れよ。
そう言い、出ていった
黒尾さんを見届けてから
24時間が経ちました。
僕はまだ外には1歩も出れてません
何をしても頭に入らなくて
マイペースでよく寝坊する黒尾さんの事を
想って
5分早めた時計をじーっと、見ていました。
『ああ遅刻する〜!!』
『ゆっくり準備してたからデショ。』
『確かにそうだけど!』
でも、もう意味ないですね
何回も、何時間も
今までの思い出が、フラッシュバックしました
黒尾さん、タバコが嫌いな僕を気遣って
ベランダで吸ってましたっけ
『どこに行くんですか?』
『ん?ああ、タバコ吸うだけだよ』
『こんな寒いのに、わざわざベランダに?』
『だって、蛍ちゃんタバコの匂い嫌いでしょ?黒尾さんなりの気遣いですぅ〜』
『……』
あはは、懐かしいです。
でも、黒尾さんはもうそこに居ません。
そう思った途端、目が熱くなりました。
昨日言った
もっとちゃんと、僕を見ててくださいよ
って言葉は黒尾さんに重かったですか?
もっとちゃんと、僕を見ててくださいよ
なんて言わなければ黒尾さんは
今も、僕の隣に居たんですかね?
僕の事は、黒尾さんが
よく知っていると思います
眠たい時は体温が上がって
『蛍、眠い?』
『…別に、眠くないです』
『嘘、体暖かいもん。』
『…』
『はは、なんで知ってるの?みたいな顔してる
俺は蛍の事ならなんでもわかるよ』
キスは短めが好きってことも。
『蛍、顔真っ赤っか』
『〜!うるさいです…!』
『あはは、照れ隠ししちゃって』
でも、僕は黒尾さんの事を
どれほどわかってたんですかね
1番最初に浮かんできたのは
黒尾さんが好きなタバコの名前でした
『黒尾さんがいつも吸ってるタバコの名前
なんでしたっけ』
『え、なになに?どうしたの蛍ちゃん』
『ふざけてないで早く答えてください。』
『ごめんって、メビウスのパープル。』
『そうですか。』
『えっ、なに?』
もっとちゃんと、貴方を見てれば
もっとちゃんと
って、今更気づいても遅いですよね
もっとちゃんと、貴方を見てれば
もっとちゃんと
って、今気づいても意味は無いですね。
ふと、目に付いた
黒尾さんが置いていったタバコ
僕の大嫌いなものなのに
どうしてか、火をつけてしまった。
黒尾さんの匂いがしたんです
『黒尾さん、いつもタバコの匂いしますよね』
『え!?嘘〜…ごめんね?』
『別に、気にしないでいいです』
『できるだけ匂い、消すよう頑張る!』
一口、吸ってしまった。
でも
やっぱりむせました。
もっとちゃんと、僕を見ててくださいよ
って言わなければ貴方はまだここに
居てくれたんですかね?
もっとちゃんと、貴方を見てれば
もっとちゃんと、
って、
少し苦い黒尾さんの匂いに泣けました。
中途半端でごめんなさい
気が向いたらまたくっつかせます
ここまでお疲れ様でした!
読んでくれてありがとうございました🫶
コメント
1件
聴きながら見てたらうっかり涙が