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何の感情も持てない。それはおかしいこと…?今日だって、「優希君…私と、付き合って下さいっ!」「…」「どう…ですか?」「ごめん。俺、好きになれないから。」って断った。「あ…そう…だよね…ごめんなさい!」(何で泣くの?)僕には生まれたときから感情がない。赤ちゃんの頃、僕があまりにも泣かなかったから母さんが心配して病院に連れてったことがあった。医者は何とも無いと言った。「感情ってどんなのだろう…」「なにをいってんだっ!」「あ…司くん…」「そんな暗い顔して如何した?」この子はいつも俺に構ってくる天馬司くん。別に面白い事なんて何もないのに。「考え事かな…」「考え事かぁ…秋園でも考えたりするんだな!」「…遠回しに馬鹿にしてる?」「なぬっ!?そういうふうに受け取ってしまったのならスマン…ただ珍しいと思ってな…」「ふっ。」「今笑ったか!?」「笑ってない。」そんな僕でも、この天馬くんの前では、感情が表に出る。「………お前はどうしてそんなに一人で居るんだ?」何でそんなことを聞くんだろう。「別に、皆んなが僕に寄って来ないから」「…お前はみんなが寄ってきたら仲良くするのか?」「さぁ。周りが僕に近づかない理由は天馬くんもわかってるんじゃないの?」君もどうせ、同情かなんかだろう?「う〜む…全くわからんっ!」「はぁ?何で?皆んな天馬くんに僕のこと話してないの?」「いいや!今日もお前の名前が出たぞ!」「やっぱり…何て?」「それがなぁ…理解できんのだ…だが!このスターが分からないという事は、そんなに重要ではないという事だろう!」「自分が基準?」「あぁ!」「〜…」「今また笑いそうになったか?」「いや?後、その言い方だと僕がさっきも笑ったみたいに聞こえんじゃん。やめてよ」「嫌だったのか…本当にすまん…」「ぷっ!アハハハハ!!もう限界!天馬くんって冗談知らないの?」「知ってるぞ!」「どんなの?」「例えば…『ショーって楽しくないね…』『え…?』『冗談だって!』って事だろう?」「……経験談?」「?あぁ!」「はぁ、天馬くんって天然?」「てんねん‥?」「え!?嘘!」こうやって驚いたりするのも彼の前だけ。こうやって話していく内にどんどん仲良くなった。だけどある日、ある噂が立った。ちょっと耳にしただけだけど、『ねぇ!最近、天馬先輩と神代先輩が付き合ってるっていう噂あるの知ってる?』『え!何それ〜!』『本当に付き合ってたら、変人ワンツーって名前にしようって、男子の中で相談してるらしいよ〜w』『それって相談?w』という。僕はそれを聞いたとき、何故か胸のあたりがチクッとした。 「なぁ、秋園。お前は噂信じるか?」「急に何?噂?」いつもは話しかけて来ないくせに。「知らねぇの?天馬が神代と⸺」[ドンッ]僕は机を叩いて勢い良く立ち上がった。「僕用事あるから。」「あ‥‥止めて悪かったな」「何?嫌がらせ?」心の中で思ってた事が声に出た。「違うって!てかさ、嫌がらせって話しかけだだけだろ!」「は?逆ギレ?意味分かんないだけど?」「クソッ!何で俺が謝らなきゃならねんだよ!!」「僕に謝れって?」「うるせe…!」[ドゴンっ!!]「いっ!」「……ッ!秋園…?」「てっ!天馬くん?」
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「何でここに…」「それより秋園、何してたんだ…?」「コイツがムカつく事言ってきたから。」「秋園はムカついたから押したのか?」「……何か悪い?」「はぁ。お前は感情が無いといったな?」「うん…。」天馬くんには全て話している。「ムカつくも、感情じゃないのか?」「え?」「おい!おまえ!さっきから俺の事無視してんじゃ…」「俺の名前は天馬司だ。」「あ…天馬って…お前が?」「はぁ?知らなくて言ってたの?ヤバイよ。重症じゃん。」「秋園、言い過ぎだ。天馬司って、どうやって書くか知ってるか?」「…さぁ…」「今から秋園が教えてくれるらしいぞ!」「はぁ!?ちょっ!天馬くん!!」「ほら!俺の真似をすればいいだけだ!」「ゔっ…」「は?おい、痛いんだけど…」「寝れば治る!!」「は????」「秋園は早くやれ!」「ッ…///」「今照れたか!?」「……照れてない。はぁ…あ、天翔ける…ペガサスと書いて…て、天馬…」「ほら続きも!」「か、か、神を司ると書いて司…」「最後まで!!秋園ならきっと出来るぞ!」「その名も、て、天馬…」「天馬司だぁぁぁぁ!!」「うるさっ!てか俺まだ謝られてないんどけど?」「悪かった!!」「お前じゃねぇ!!」「お前じゃない!天馬司だ!!」「て、天馬じゃねぇよ!!」「?違うのか?」「そいつだよ!!」「…秋園にはちゃんと秋園潤(あきぞのじゅん)っていう名前がある。」「…秋園に謝らせろ!」「秋園!謝れ!」「何で!」「わるいことをしたらあやまるのが礼儀だ!」「僕は、何も悪くない。」「それでも謝れ!!」「……悪かったよ。」「チッ今日はそれぐらいで許してやる…じゃあな!」「良かったな!………」「はぁ。中島龍神(なかじまりゅうじ)だよ!」「そうか龍神!じゃあな!」「………」[ダッダッダッダッダッ]「……なんで助けたの?」「友達だからな!!」「……友達、かぁ…ふふふッ」「また笑ったか!?」「だからなんのこと?」「逸らすなぁ!!」「うるさいよ…」
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「ねぇ天馬く⸺」「あ!類!聞きたいことがあるんだが、この演出は……」「あぁ、これかい?これは司くんが花火になる……」「……………」最近は天馬君が神代さんと一緒にいる。そのせいか、頭が痛い。イライラする。「ねぇ、天馬くんってさ、」「ん?」「神代さんと付き合ってるの?」「…………………。はぁ!?!?!?」「違うの?」「ち、違うに決まってるだろ!?///」「へぇ…」「べ、別に類はそんなのでは…」(この反応、)「片想い?」「!違うぞ!」「そうなんだね。」「え……?だから違うって…」「司くん、ちょっといいかい?」「?」
面倒くさいけど続く。
コメント
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主さん、司くんの自己紹介神を司るじゃなくて、世界を司るですよ
めんどいとか言うなぁぁ!w