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保健室
華望)あーにきー!
陽華)ちょ、い、いきなりなんだ!?
華望)いやぁ、わりぃわりぃちょっとこいつ見て欲しくて
陽華)??この子…?見たことない子だね…
目の前の華望にそっくりな人…兄弟とはいえそっくりだなぁ……
華望)道端で倒れてたんだよ、精密検査とかして欲しいんだよ
陽華)記憶はなさそうな感じ?
華望)そーなんだよ…
陽華)ふーん……じゃあ暫くこっちで面倒を見るよ、そっちの方が俺としてはやりやすいし
華望)僕より弱いのに平気なの〜?笑
陽華)はいはい、我が弟はこの子を俺に預けて早く他の任務に行ってこーい
華望)チェッあ、天紫
天紫)??なに?
華望)居なくなるけど兄貴がいるから安心して色んなこと調べてもらいな
天紫)んぁ、わ、分かった
華望)んじゃいってきまーす♪
華望が保健室から居なくなったあと、私は華望のお兄さん…陽華さんに椅子に座るよう言われ大人しく椅子に座り陽華さんの準備が終わるのを大人しく待ちしばらくすると陽華さんの準備が終わったのか私の前に置いてある椅子に座った
陽華)それじゃ、簡単な質問から始めるよ
天紫)えっと……わ、分かりました
陽華)じゃあ先ず名前は?
天紫)えっと……多分ですけど天紫かと…
陽華)その名前はどこから来たの?
天紫)寝ている時に夢で呼ばれていて…なんというか……無意識に体が反応したので…
陽華)ふむ…じゃあ次、いつ生まれたとかわかる?
天紫)わ、分かりません……
陽華)ふむ…(後でもう少し調べるか……)
その後色々詳しく調べられた
自分がどんな種族だとか家族構成とか…色んなこと聞かれたけどその殆どが首を傾げて「分からない」と口に出すしか無かった
陽華)ふむ…(これは完全気記憶喪失だな……)
天紫)あ、あの……
陽華)もう少し調べていい?
天紫)んぇ?あ、別にいいんですけど……
陽華)良かった……じゃあ、この服に着替えて貰っていい?着替えられる?
天紫)は、はい…
陽華さんに渡された服を別室で着替え陽華さんの待っている部屋に行くとそこにはすごい大きな機械があった
(MRIの事です)
陽華)お、じゃあ早速悪いけどここに寝っ転がってもらえる?
天紫)んぇ?あ、はい…
台に寝っ転がると陽華さんが機械をいじり初め少し時間が経つと機械が動き始め筒?みたいな中に入り始めた
陽華)暫くじっとしててね〜
天紫)わ、分かりました……
検査が終わったあと私は元の服に着替え陽華さんの元に戻ると書類を持って頭を抱えていた
天紫)あ、あの…何かありましたか?
陽華)いや!至って健康!(健康なんだけど…問題なのは記憶だよなぁ……)
天紫)??そ、そうですか?
陽華)ホントホント、でも暫くは俺の部屋で過ごす事になるかもね
天紫)別にいいですよ?まぁ…まずここがどんな学校か知りませんし……普通の学校じゃないですよね?