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テラーノベル(Teller Novel)
無人屋敷

無人屋敷

「無人屋敷」のメインビジュアル

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第1話

♥

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2022年08月07日

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俺たちは今、友人2人と共に屋敷へと来ていた。

屋敷と言ってもとっくに人は去っていって静かな屋敷。

ハマ「なぁ、トチ・カル、あそこになんか置いてあるぞ」

トチ「なんだあれ、おいカル取ってみろよw」

カル「やだよwハマが見つけたんだからハマが取るべきだろw」

ハマ「うし、それじゃあここは漢気じゃんけんで行くぞ。」

カル・トチ「乗った!」

あの時おれは、何故チョキを出してしまったのだろう。ハマとトチはパーを出していたのに…

悔やんでも悔やみきれない。

仕方が無く取ってみる。

それはDVDディスクだった。

ディスクには、Jのメッセージと書かれていた。

運良く、ディスプレイとテレビが置いてあった。

そのため再生を始めた。

最初は砂嵐で何が流れているのか全く分からない状態だった。

しかし、数分経った頃だろう、ドアップの人の顔が映し出された。

多分そいつがJだ。

中身は、「これを見ているということは、屋敷の中に入ったのか、いいか今すぐここから逃げろ、そして一生ここに関わるな、何も探るな、今すぐ逃げろ。あいつが来る。俺がまだ生きているうちに…」ということだった。

トチ「あっはっはっ、なんだよ生きてるうちにってゾンビにでもなるんか?ってのw」

そうトチが口にした瞬間に、俺の腹に激痛が走る。

あまりの痛みに悲鳴を上げた。

トチとハマは怯えた様子だった。

何があったのか、分からない、そこで意識は途絶えたのだから。


トチ「おいっ、なんだあの殺人鬼!!」

ハマ「俺が知るか、いまは、あのJとかいうやつが言ってた通り逃げるしかない!」

トチ「逃げるったって何処にだよ!出口はあのバケモンがいる方向だぞ!」

ハマ「とりあえず二手に分かれて出口を探す。お前は右俺は左を行く!」

トチ「了解!生きろよ」


はぁはぁ、いつまで走ったのだろうか、全く屋敷の構造が理解できない。ハマは大丈夫だろうか、いや、いまは人の心配より自分の心配をした方がいいな。

息を整えるため深呼吸をする、そして耳をすませる、ギィギィと足音が鳴る。

近くにあったクローゼットに飛び入り、息を殺す。

しばらく待ち、足音が消えたことを確認し、クローゼットから出る。

あぁ、俺たちは獲物なのだ。

獲物は狩人から逃げる。


あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙、トチの悲鳴が屋敷全体に鳴り響く。

あいつは仕方が無いと覚悟をしていた。あいつは、最後にフラグを建てていた、これは仕方の無いことだ。今は早く出口を見つけ出すことに専念する。

鬼に見つかってもいい、あいつは走ることがない。

俺は、片っ端から部屋の隅々を確認した。

そして、部屋を出ようと扉を見ると、そこには腹を貫通した、穴が空いた。カルが経っていた。

素人の俺から見ても確実に死んでいる。

何故動いているのか分からない。

ただ言えるのは、ここから逃げることは出来ない。

そして、ここは罠だ、あいつは獲物は逃がさない。

獲物を吊るための餌は撒か…


あら?なんかチラシが、えっと、へーこの辺りにお化け屋敷出来たんだ。

場所は、あの無人屋敷か〜

友達誘って行くか。

ちょうど夏休みだし肝試しになるか。

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