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ここは昆虫の国『インセクトランド』!
ヒメボタルのアダム「うわぁー!」
ナナホシテントウのミア「何これ?」
あら、この形は何かしら?
「とても大きいトンボの形ね・・・」
ギンヤンマのアクセル「どひゃーっ!俺にそっくり!」
オオクワガタのラファエル「メチャンコデッケー!」
オオクワガタのラファエルは笑いながら言いました。
「そうね」
するとスズランの音が鳴り響きました。
地球「こんにちは!」
「こんにちは地球さん、お久しぶりです!」
地球「未来ちゃん、久しぶりね。まあ、未来ちゃんすっかり妖精の女性になったわね」
私はとても嬉しそう!
モンシロチョウのエデン「こんにちは!」
マメコバチのテオ「Hello!」
地球「これは、昔のあなたたちの仲間なの」
エデン「え?これがわたくしたち?」
テオ「What?どういう事?」
地球「知ることは大事な事!さ、私と一緒に行きましょう?あなたたち昆虫の知る旅へ!」
スズランの光で私とインセクトランドのみんなは消えていきました。
たどり着いたところは、奥の前には火山があり、緑がまだ多くなっていない場所になっています。
ヘラクレスオオカブトのガブリエル「ここは、どこなんだ?」
地球「およそ400年前の地球よ」
「まあ」
みんなは唖然としながら見つめました。
アダム「あの後と全然違うね」
「確かにそうね」
するとナナホシテントウのミアが何かを見つけました。
ナナホシテントウのミア「ん?あなただあれ?」
「ミア、これは何かの幼虫じゃない?」
シャルロット「幼虫?」
「そうよ」
シャルロット「そうね、確かに私たちに似てる・・・」
地球「そう、それが昔の姿!」
みんな「え!」
地球「まだ大きな生き物がいる前から、こうして生きていたの」
エデン「まあ。こんな昔から?」
ラファエル「おいらたちすげえ!」
地球「じゃあ、もっと先に進んでみましょう!」
みんなは地球の光に乗っていきました。
次に着いた場所は、森でした。
ハキリアリのマキシーム「あれれ、木が沢山であります!」
ガブリエル「ぐわっはは。やっぱり森は落ち着くな!」
ヘラクレスオオカブトのガブリエルはとても嬉しそう。
テオ「でも、インセクトランドの森とは全然違うね」
「本当ね」
アダム「あ、さっきの」
アダムは大きな影があるのを気づいています。みんなが上を見上げるとあの大きなトンボの形の石の正体でした!
地球「この頃が、あの石に残っていたのね」
「なるほど、あの石の形はあのトンボの事だったんだわ」
アクセルが大きなトンボを追いかけ、声をかけました。
アクセル「どうも先輩。こんにちは!」
アクセルは同じトンボ仲間の巨大トンボにとても嬉しそうです!
巨大なトンボ「よう、ちびすけ!」
アクセル「おっきいなー!」
巨大なトンボは笑いました。
アクセル「先輩、競争しようぜ!ビューン!」
巨大なトンボとアクセルの競争が始まりました。トンボとアクセルが並んで飛びますが、アクセルが早くなり、ゴールになりました。アクセルの勝ちですね!
「アクセル、すごく速かったわよ!」
巨大なトンボ「やるな、ちびすけ!」
アクセル「先輩こそ!」
アクセルと巨大なトンボは仲良くタッチをし合って、巨大なトンボが飛び立って行きました。
「アクセル、優しい先輩のトンボで良かったわね」
アクセルは嬉しそう!
エデン「なぜこの頃のわたくしたちは、こんなに大きいのかしら?」
地球「この頃の地球で、一番住みやすいサイズだからよ」
アダム「わあ、すごい!」
マキシーム「もう勉強になりまくりであります!」
地球と共に次にやってきたのは、ピンク色のお花が一本咲いているではありませんか!
ミア「わあ、お花!」
ミアの言葉にお花が大好きなテオはとても大喜び!
テオ「Wow!初めて見る種類だよ、Beautiful!」
みんなも嬉しそうに浮かれていると、かなり大きな足が見えました。見上げると恐竜がやってきて私たちを見ているではありませんか!
「あわわわ。怖いわ」
ガブリエル「みんな、逃げるんだ!」
ガブリエルが言うと、私とみんなは逃げ出しました!アダムもすごく怖がって悲鳴をあげています!
アダム「わぁーー!」
みんなが逃げた所に辿り着くと、みんなは草陰に身を伏せて隠れました。
アダム「う・・・怖いよ・・・。ん?」
アダムたちが前を向き、たくさんの葉っぱを潜り抜けると、たくさんの昆虫たちがいるではありませんか!
アダム「あ?」
エデン「もしかしてここは?」
シャルロット「インセクトランドね」
みんなは嬉しそうに見下ろしました。
すると・・・。
ラファエル「な、なんだあれ⁉︎」
「あれは、火山から噴き出てきた石だわ!」
みんなは驚きました。
マキシーム「ああああ!大変であります!」
ミア「このままじゃみんなが!」
「大変だわ、どうしよう!」
するとアダムは前に進み出てお腹の光でトンネルを照らしました。
アダム「みんな落ち着いて!あそこへ!」
「アダム、天才よ!みなさん、早く!」
アダムと私の呼び声に昆虫たちはトンネルに入って行きました。そして私とアダムたちもトンネルの中に入りました。するとその落ちてきた火山の石で、沢山の恐竜たちが消えていきました。
「きゃー!」
みんな「あー!」
まるで地震のような揺れにみんなは悲鳴を上げながら伏せました。
揺れが無くなった後、みんなはトンネルから出ると、冬の雪が積もっていました。
「まあ、雪だわ!」
私は驚き、みんなも驚くと、昆虫たちは帰っていきました。
シャルロット「また、新しい世界が始まったのね」
地球「長い時間をかけた地球。私は変わってきたの。そして、あなたたち昆虫も妖精になったあなたも同じ。ずっとずっと、変わりながら生き抜いてきた」
「それで、インセクトランドという世界がこんなに綺麗に生まれ変わったんだわ!」
アクセル「先輩、俺たちも負けないぜ!」
ミア「ずっとずっと、いつまでもいっしょうけんめい」
アダム「生きてゆくんだ!」
そしてアダムは蒔いた大きな種を土の中に植えました。するとシャルロットが声をかけました。
シャルロット「ねえ、見て!」
「シャルロット、どうしたの?」
私とみんながシャルロットの向いている所を向くと小さな芽が出ています。
「私たちが蒔いた種の芽が出たのね」
私が言うとみんなは頷いてその芽を見つめ笑いました。
みんなの笑い声のおかげで地球が鳴らすスズランは綺麗に鳴り響くのでした。
つづく。
みんな:命のバトンをつなげよう!