――ただいま……また惣菜か。
「あら、あなたの為に一番高いやつ買ってきたのよ? 頑張ったでしょ?」
――そうなんだ、ありがとう……花夜はどうしてる?
「さぁ~もう寝たんじゃなぁい? 私今日はランチ会で忙しかったから~」
――……そう。食事の前にちょっと様子を見てくるよ。温めておいてくれないか?
「ごめんねぇ、明日は朝からお稽古だから、もう寝ないといけないの」
――……それなら仕方ないね。おやすみ。習い事頑張ってね。
見向きもせず自室に戻る妻を見送り、光輝はこぼしかけた溜息をグッと飲み込んだ。
子供部屋は既に消灯していたが、光輝がそっと入ると、ベッドの中がもぞもぞと動いた。
「……ずっとまってたんだよ? おかえり、パパ」
「ただいま花夜。今日はどんな一日だった? 楽しかったかい?」
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