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夢?それとも現実?
よぉ、フリスク、親善大使の仕事は順調か?
そうか、まぁ大変なこともあるだろうが頑張ってな
…ハハ、そうか、じゃあな、辛いことがあったらまた来てもいいからな。
……なぁ、今時間あるか?すまんな、少し聞いて欲しいことがあってな。
…夢を見たんだ、…そう、夢だ…いや、現実だったのかもしれないな、でも、多分夢だ。
…オレは寝てて、目が覚めたんだ、喉が渇いたから起きたんだと思う…普通は食った時点で魔力に変換されるけど。
そんで、リビングに向かおうとしたんだ、水を飲もうとしたんだろうな。
その時に、なんか後ろになんかいるような、気配を感じたんだ、だからか、早くリビングに行くために少しある廊下?を走ったんだ、…走ったのがオレの意思なのかは分からないがな、それで、廊下を走り始めてすぐに目の前が真っ黒になったんだ。
それでもずっと走ったんだ。
…視界を動かせなかったから周りの様子はよく分からなかった。
そしたら奥の方に誰かいたんだ。
白色と黒色だけのやつがな…まるでオレらスケルトンみたいなやつが、でも本当に白と黒だけだったんだ
そんで、近づこうと更に速く走ろうとしたらしいが目の前に宙に浮かんでる手が見えたんだ。
それで、止まった。
手の真ん中に穴が空いてて…穴の中からその誰かの様子は見れたんだが、いつの間にか消えててな。
何をしようとしてたのかもう完全に忘れてたよ。
それで思い出したらその手が背中の方に行ってオレの背中を押したんだ。
その瞬間目の前に階段が見えて、…すぐに横にあった手すりを掴もうとしたり、魔法を使おうとしてみたさ、…あぁ、オレは少し特殊な魔法が使えるんだ…、アンタは知らなかったな。
…話に戻るぞ?そんで、オレは色々やろうとしたが全部出来なかった。手すりは腕を伸ばしたつもりだったが動いてなかった、
魔法は魔力が反応しなかったんだ。
理由は分からない。
そんで階段の一番下の段に顔がぶつかりそうになって、ドン!って音がしたのと同時に本当に目を覚ましたんだ。
やけに感覚…というかそういうのが生々しくて、
一瞬混乱したよ、だけど、まだ夜中っていうこともあって、また寝たんだ。
…そんで、朝起きて、夢の内容を思い出そうとした時に、聞こえたんだ、
「覚めなければ良かったのに。
そうすれば、こちら側へ来れたかもしれないのに」って。
オレの幻聴かもしれないがな。
…これで夢の話は終わりだ。
悪いな、こんなただの夢の話に付き合わせて。
…どうしても、誰かに聞いて欲しかったんだ。
そうしないと、…連れていかれそうな気がして。
…?「何に?」って?
…さぁな、…オレも分からないさ。
フリスクも、こんな夢を見たら、誰かに言った方が気が楽になると思うぞ。
…ありがとな。オレも気が楽になったよ。
…そろそろ時間か。じゃあな、フリスク。
…………………あれは、本当に幻聴だったのか?…
サンズくん、君もいつか、こちら側に、
…来れる日が来るといいな。
楽しみに待っているよ。『彼』と一緒にね。
『彼女』だったかな?まぁ、それはいいとして、
あの子も楽しみにしてると思うよ。
君がこの実験に参加してくれる日を。