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※不穏、自殺、暴力、自傷、等など注意
また本家には一切関係ありません
視点 syp
ガチャ
ci「よっ!ショッピ」
syp「なんや、チーノか、」
案の定、玄関のチャイムを鳴らしたのは
チーノのだったらしい
だが、チーノをよく見てみてると
syp「…….お前、なんでそんなびしょ
濡れなん!?」
チーノは全身、雨を受けてびしょ濡れの
状態だった
ci「あ〜、傘差さないで、来たから?」
syp「なんだ、傘差さないで来たからか、
じゃ無いんやわ!」
syp「とりま、中入れ」
ci「ん、ありがと」
ガチャ
ガラガラ
syp「あ、」
俺はリビングにチーノを入れた途端、
ふと、テーブルを見た
テーブルの上には、頭痛薬の瓶と、
睡眠薬、
俺は直ぐにそれを回収し、
背後に隠した
ci「……..どしたん、?それに何、隠したん?
syp「あ〜、なんでも無い」
ci「……そっか、!」
お互いが傷つかない為、
何十秒間か、沈黙が流れた
流れる音は雨の音と、テレビの音
また、専門家は今年の梅雨は
大雨な為、気分が憂鬱になり、病む人が
増加する可能性があると言います__
ci「、しょ、ショッピもこの番組
観てたんやな、!」
syp「あ〜、うん、まぁ、?」
ci「ショッピ、はさ、?最近変だな〜
って、思う事無い?」
syp「変なこと、か、特に無いな、、」
syp「お前こそ、無いん、?
ci「俺は、ね、ある!」
syp「何〜?」
ci「体が軽い!」
syp「へ〜、体が軽いね、
体感的に何キロ?」
ci「21g!」
syp「へ〜って、えぇ!!? 21g!??」
ci「うん!」
syp「馬鹿か、それとほら!お前
濡れてるからタオル貸すで」
ci「ん!ありがと!」
チーノの家は俺の家の直ぐ近く、
だからって、この大雨の中
普通、傘無しで来るか?
そう思った
チーノの冗談も、
偶には程々にしてもらいたい、
今は、今だけはそう、
ただ、幸せな状態であることを
無力な俺はただ祈るだけ
昔からそうだった、___
学生の時も、
友達が受けていた虐めを
ただ観ているだけの、止めることが
出来ない、無力な傍観者
社会人になっても
失敗続き
“だから高校生や、大学生に見えるんだ”
“お前は正直言って、何も変わっていない”
“変わろうとする姿勢さえ、見えない”
“だから、一緒、土に履いつきながら__
変わらない、
だって、俺は
だから、
現実逃避し続ける、
幾ら、暴言を吐かれても、
暴言を受けても、
どんなことをされても
どれだけ、仲間が、
チーノが、傷付いていても
何も出来ない
きっとそうだ
いや、現にそうなんだから、
例え、仲間が死んでも
泣く事も出来るか、分からない
失敗作
だけど、
何か、出来るのであれば
助けたい .
思うだけだ
だから、少しでも
成功作になる為、
少しでも、っ
有能になる為に、
些細なことをやって
毎日を
繰り返す
そんな当たり前が
もう
こともまだ、
無力な俺には
知る由も無かったんだ