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テラーノベル(Teller Novel)
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ダメ…抑えないと…今、この気持ちを言ったら、きっと、関係が、壊れてしまいそうだよ…影斗。


今日は、恵莉と、その友達と会って、話してる。合計10人。全員、呼び捨てでいいと言われた。

(私と香、沙恵、影斗、恵莉、悠哉、愛美、 怜志、柚衣、白玖。この10人。)

「花織と香って双子なんでしょ?似てるね。」

「え?そんなに似てる?」

「うん。すごく似てるよ。」

「双子だったんだね。道理で似てるわけだね。」

「でも、性格も似てるってすごくない?」

「性格も!?え?」

「驚き方も似てるよ。」

「ホントに?」

「ホントだよ。そんなに似てることある?」

「さぁ?分からないよ。」

「はは…まぁ、見分けはつくくらいだから良いよ…。」

「話変えるけど、どうして6人はパラレルワールドに入れるんだ?」

「話すと長くなるけどね……」


「って感じ。」

「ふ~ん。」

「ごめん…すごく驚いてて…」

「まぁ、そうなるよな。」

さすがに驚く。恵莉は、本当はこっちの世界の人じゃないなんて…。

沈黙が続いた。破ったのは、柚衣だった。

「ねぇ、今度さあ、皆でどこか遊びに行かない?」

全員、賛成した。

「どこに行く?」

「……遊園地…」

「香の意見に賛成の人…」

遊園地…久々に行っても良いかも。

皆、賛成のようだ。

「よし、決まり!」

「今週の週末で良いか?」

「良いよ。」

「最寄り駅集合にしよう。」

「オッケー。」

簡単に物事が決まっていく。

「それじゃあ、土曜日午前中、遊園地の最寄り駅に集合ね。」

解散。

「またね。」


家への帰り道。

「香、遊園地は、初めてだっけ。」

「うん。お姉ちゃんは行ったことあるの?」

「一回だけね。」

「良いなぁ…」

「めいいっぱい楽しもうよ。」

「うん。そうだね。」


土曜日。

遊園地の最寄り駅ヘ。

「ここだね。」

「えっと…皆はどこかな。」

「あ、いた。」

「おはよ。沙恵、影斗。」

「おはよう。」

少し後、6人組が揃い、出発する。


私達はまだ知らない。この先の恋愛事情は。

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