遥か昔、今よりもずっとずっと昔のお話です
とある世界に、全知全能の龍がおりました
龍は神として人間と暮らして来ました
しかし、ある日突然人間は龍を裏切り、地へ引き摺り下ろし、その巨躯をバラバラにして売り捌きました
村の人口が増加して、今まで通りの食料では足りなくなってしまったからです
その事実を知った龍は、悲しみと蔑み、憎しみでいっぱいになりました
その時、龍の体は光り輝く宝玉となり、空に浮かび上がりいくつかに分かれて散り散りになってしまいました
その場には村人と、輝きを失った巨躯のみしかありませんでした
*
ぱたん、と分厚い本を閉じる
「ほらね?ニンゲンにはろくなヤツがいないんだから!!」
そう言って人差し指を向けると、しゅんっと目の前のうさぎの耳が垂れ下がる
「でも〜…ん?」
「…どうかした?」
「誰か外にいるよ、2人…かな〜?」
ピンと耳を立ててみれば、確かに茂みをかき分けるガサガサという音が聞こえた
「「見に行こう!!」」
ここから始まるのは、ニンゲンを信用できない龍のカケラたちの友情のお話…
ほら、また新しい子が来たよ?
コメント
4件
参加してくれる2人にお願いがあります!!_(:3 」∠)_タノムッ 全員に何かしらの動物の要素が欲しくて…好きな動物教えてー!! 本当は他にもいろいろあるんだけど、また明日にするね!!(*´꒳`*)
プロローグだけでめっちゃくちゃ続きが気になる始まり方だ〜!!( * ॑꒳ ॑*)龍のカケラを探す物語かな?でも龍のカケラ達の友情の物語ってことは龍のカケラは人?獣人?とか生きている存在なのかな?面白くなりそうな予感がする〜!(⊃ ॑꒳ ॑⊂)ワクワクというかホントに色々な物語考えられるの凄い…d('∀'*)