そこからの記憶は覚えてない。
寝てしまったと思った同時にまた蘇るあのコトバ。
「「同性なの。」」
「…なんだそれ。」
学校に行ってる時。ぼーっとしてしまう。何も考えたくない。大好きな妄想だって、なにもかも嫌になる。失恋と苦しみで首を絞められてるようになった。学校に着いて、廊下を歩いていると彼女がいた。こちらをちらりと見るとまるで太陽のように眩しい笑顔で走って来る。そしておはよう!と笑いながら言う。その時私は思った。私はあなたの好きな人になりたいな。って無理な事を。あなたの好きな人になれたら、どんなに幸せか。なんて馬鹿な考えが脳裏に浮かぶ。彼女は不思議そうな目で私をじっと見てくる。あぁそんな目で見ないでよ。汚れている私が嫌いになる。そう思いながら私は笑いながら言う。「おはよぉ。笑朝から元気なことで笑」と。内心笑ってないくせにと思いながら笑う。そして彼女はニカッと笑って、うるさーい笑と言いながら、違うとこに行く。そこでまた笑っている彼女を見て、また自分の馬鹿な考えが出てくる。あの子を監禁したい。いっそ手錠かけて、首絞め、苦しいと言いながら、悶えている彼女を見てみたいなと馬鹿げたことを考える。そして私はこう言った。
「…お腹すいたな。」
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給食の時間。私はお腹すいたと悶えながら頭と机をくっつけ、ぼーっとしていた。その時目の前にいた彼女に目をやる。The・陽キャって感じのグループとキャッキャしながら笑っている。普段うるさい陽キャは好まないけど、何故か彼女だけは、いつも愛おしく思えてしまう。あぁ好きだな。アホだなと思いながら私はこう思った。あまり応援したくは無いけども、最低限なにかはしてあげようと。
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正直言って同性愛はほぼ確率15%と言っても過言ではなかった。なんならもし片方がど 同性愛者でも何でもなかったら確率5%なんだ。って考えてしまう。そんなこと考えたって、好きという感情を消すことは出来ないましてや嫌いにもなれない。そんな呪いみたいなもの、あまり私はなりたくなかったのになってしまう。この性格だから。そう考えていると目の前が急に暗くなり頭をあげると、あの友達だった。私は今笑うという感情は持ちたくなかったけれども、仕方なく笑いという仮面をかぶる。
「どした笑」
「…同性愛だからって確率とかそんなもの関係ないよ。」
「…え?」
「ただひとつ。愛の力でみんな幸せに生きれているんだよ。」
「は、?笑」
つづく。
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