抜歯の痛みに耐えながら頑張って書きました。誤字有るかも…?
第4話です
・太中
・16歳
・下手くそ
・通報❌
START!
「太宰…?」
嗚呼、今1番聞きたくない声だ。今までずっとその声を追い掛け続けて、先刻傷付けてしまった声。
本当は見たくなかったのに、つい、振り返ってしまった。
「ちゅ…ぅ…や……」
花は、見られて無いだろうか。てっきり立てないと思っていたのに、流石中也…と言った所か…
中也は、他の何の感情も混ざっていない純粋な心配顔で、こう問うた。
「太宰…大丈夫か…?」
「キツイなら、首領の医務室に…」
嗚呼、本当に優しいんだね君は…
先刻あれ程痛めつけられたと言うのに…
矢張り、僕何かが隣に立つ資格は無いんだ…
そう思ったのを最後に、僕は意識を手放した。
目が覚めると、首領の医務室のベットの上にいた。真っ白な天井を1分程見詰めて、頭を動かした。
恐らく、あの場で僕は倒れたのだろう。其れを、優しい中也がここまで運んでくれた…のだろう。本当にお人好しなんだから…。
ゆっくりと上体を起こして、体の調子を確認する。花吐き病はかなり重篤化してきていて、動く度に体の節々が痛み、血の気が引く。持って1週間と言った所か…
ならば決断は早い。今日こそは成功する。
ベットの手すりを支えにして立ち上がり、窓まで移動する。窓を開けると、穢れた心を洗ってくれそうな、涼しい風が吹いた。窓から下を見ると、この部屋はどうやら15階程の高さに在り、飛び降りれば充分即死の可能性があった。
之で…もう自分と中也を傷付けないで済む…。
もう、心が抉れる様な思いをする事も、自分の穢い手で中也を触る事も無く、2人の心は救われる。
中也は、僕の死体を見て、嬉しさの余り三日三晩踊ることだろう。自分の初めてを奪う、大嫌いな奴がこの世から姿を消すのだから。
其れは…少し淋しい気がするけれど……これが最適解だ。
深い深呼吸を1度して、窓の手すりに足を掛けた時、誰かに首根っこを掴まれ、僕の自殺はまた失敗に終わってしまった。
その“誰か”なんて、見ないでも分かった。
「…また君なの…。」
中也……
終わりでーす。毎回気になる所で終わらせてしまって申し訳ない( ˊᵕˋ ;)でももうすぐこの物語も終わるんで、頑張りましょー!((自分が頑張れよ
コメント
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くぅぅぅぅ、好きすぎる︎🫶🏻💕続き楽しみにしてます!!