「ドス君とはあんまり話せてなかった
でも、ドス君と居る時間はそれまでの時間よりずっと楽しかった。」
太宰治が此方に近づいて来る
「、、、、、、、そう言えば、君の親友から教えて貰った事が有るんだよね」
ガシッ
異能力が使えない!⁈⁈?
動揺している間にスタンガンで気絶させられてしまった
「やだ!!!ここ、どこ?」
目が覚めると何処かの牢獄にいて服を脱がされていた
私の異能力への対策?に、しては妙だね
「お早う!ニコライ!!」
余りにも当然のように接される事の恐怖に慄く私の喉仏に目の前の男、太宰治は嚙み付く様に深い口付けを落とす
「あれ?私が怖い?」
「早くドス君の所に行かせて、」
「へぇ、知らないんだあ、その大好きな彼氏様だけど、君を寝取ったんだよ?」
そんな訳ないと思いつつ、目は見開かされる
「う、、、、、、そ?」
太宰治はそんな僕に一枚の写真を見せ付ける
僕は全てを思い出した
「彼はシグマ。思い出した様だけど残念。
彼はもうこの世に居ないそして、フョードルも
君にはもう私しか居ないのだよ」
「え、死んだ、?なんで?、僕のせい?」
「そう。君のせい
君が彼を殺したんだ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ぁぁ、あ」
僕が、シグマ君を、?僕のせいで、僕の、せいで
僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕のせいで僕の、、、、僕の、、、せいで、
「大丈夫、私だけが君の味方だから。」
太宰治が僕を抱き締めた
今はその愛情に縋っていたかった
「うん、好きだよ」
もう誰も離れないよう。僕は今日も嘘を付く
だって好きって言うだけなら、とても簡単なのだから。