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あっ、どうも。
主です。
初ノベルなので大目に見てください…!
細かい描写とか多いかもですが、、頑張ったので許してください
あと、主人公の気持ちに共感していただける部分があれば嬉しいです
とりあえず、あらすじ書きます!
ーどうしてみんな、友情ばかり。
町外れにある田舎で暮らす”七瀬 若菜”は、決して裕福とは言えない家庭で生まれ育った。全校生徒が80人ほどの古くて小さな高校で、友達という関係のめんどくささ、自分の孤独さに向き合う。今までの自分を変えるために奮闘する少女の物語。
ボロボロになったカーテンから透けた朝の日差しが、私の睡眠を邪魔する。
先週のお昼のニュースで、「朝の日差しを浴びればスッキリ目覚められる」とか言っている気象予報士の言葉を信じたのが悪かった。
いつもよりゆっくりと背伸びをして、布団から出る。
6畳半ほどの居間に向かうと、殺風景な部屋の真ん中に、やけに高級そうなガラス張りのテーブルが置かれ、祖母が鎮座している。ガラスを覗くと、 古くて薄汚い畳が透けて見える。
祖母は何気なくテーブルの上に漬物、梅干し、お茶漬けを置いて食べ始めた。
まるで金持ちに憧れて背伸びをした貧乏人のようだった。実際、貧乏ではあるけども。
「わかなちゃんもほら、食べましょ」
祖母には申し訳ないが、とても朝ごはんを食べたいという気持ちにはならなかった。
祖母は続けて話し始める。
「わかなちゃん、学校はどうだい?友達はできとるかの?友情は大切なんじゃぞ。」
正直、友情が大切だとは思わない。
というか、友情が何かよく分からない。
「友達」という存在自体も。
昔から地味で、泣き虫で、友達が1人しかいなかった私のそばには、いつも母がいてくれた。
でも、今はもう……。
すぐに考えるのをやめた。
黙々と喋り続ける祖母を無視して制服に着替え、髪を結び、何も言わずに玄関を出て学校へ向かう。
筆箱を部屋に忘れたのに気づいたが、何も言わずに家を出たものだから戻りづらい。シャーペンくらい友達に借りればいっか、と謎にポジティブになるところがなんだか私らしい。
学校まで距離はそこまでなく、5分ほどで到着した。クラスメイトのほとんどが車で峠を下りて登校しているから、私みたいな徒歩通学は珍しいらしい。
教室に入ると、
「おはよー!!遅かったじゃん!」
私を見るなり真っ先に声をかけてくる子がいた。
“赤坂 莉央”。
幼なじみほどではないが、小さい頃からの友達だ。クラスで唯一、私の家庭の事情とか過去の辛い経験について知っている。
私は下手くそな作り笑いを浮かべて、
「お、おはよーう」
と、ぎこちなく返事をする。
何気なく挨拶を交わせた達成感と同時に、ほんの少しだけ、罪悪感を覚えた。
これって、友情なのかな。
そんな、人には言えない疑問を持ちながら、私の一日が始まる。
長々とすみません!!
読んでいただきありがとうございました
また次回!お楽しみに〜!🍑