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めちゃくちゃ好きなんだがァァ!!、めっちゃ好きな曲を死ぬほど大好きないちごが曲パロで作ってるのヤバすぎでしょ、もう今日が命日でもいいわ、5人の狂った感じが良きすぎる、特に白が狂ってていいなぁ、ビタチョコの皿の上で回ってる人みたいに青と白2人とも妄想で回ってそう、水の普通を愛して...がいいな、水ぽくてめちゃ好き、あととにかく文才高すぎ!、ビタチョコといちごの言葉?がめちゃくちゃマッチしてて良きすぎ
・irisのnmmn作品です
・黒くん愛され
・曲パロ
・色々設定あってやばいのでなんでも許せる人向け
・エセ関西弁
・本人様にはなにも関係ありません
・以上のことが大丈夫な方だけお読みください
※『』に書かれている人視点
『水』
【人は信じてはいけないよ】
昔から言われ続けていた家訓。だから友達が出来たって愛さないように期待しないように。でもそれを出さないように気をつけながら付き合うの。
僕はここ、施設に来て始めて自分の育った家はおかしいと気づいた。
物騒な銃やらなんやらが並ぶ家。お母さんとお父さんは自称殺し屋らしい。他の兄弟は護身用にナイフを持って学校へ行っていたが、僕はいらないと言った。
昔から邪魔をするやつは殺していいと言われてきたけど、奥底でそれだけで命を無くしてしまうのはおかしいと思っていたからだ。
だから誰も傷つけず虐めず殺さず生きてきた。
殺しが日常的な環境であることがバレないようにしている時点で、普通というものを愛してしまったのかもしれない。
『白』
白「看守さん!」
黒「ん?」
僕たちを見守ってくれる看守さん。
僕は気に入らないやつはこっそりこっそり消してきた。それがいいことだと思ってた。だって誰も駄目なことって教えてくれなかったもん。
でも気に入った人が居ればとことん手に入れたい。
それがこの人だった。
りうちゃんの事件のせいで、お母さん達は捕まり僕たちは施設に来た。 1人1部屋、監視カメラ付き。
白「いつ外に出られますかー!」
黒「バカ言えお前はまだ10年は無理やわ」
軽いジョークはちょっとしたご挨拶
白「看守さ〜ん、ちょっとこっち来て」
黒「なんや、甘えたって変わらんぞ」
そしてリップサービスも忘れずに。どんな時も笑って愛嬌振りまくように。
ビターなチョコレートでデコレーション。つべこべ言わず全部飲み込んで。食わず嫌いはちゃんと直さなきゃ。
白「看守さん!ババ抜きしよ!」
黒「俺今から見送りがあんねん」
白「見送り?」
黒「おう。見送りなんかしなくても、この施設を出たら全部忘れるけどな」
『黒』
どんだけ思い出が詰まっていようが、その門を超えたら記憶はすべてなくなる。頭は空っぽの状態で再スタート出来るからいいことだとは思うが。
モブ「俺ぜってぇ忘れないわ」
黒「みんなそういうけど、綺麗さっぱり忘れるよ」
残る心が本物なら、ちょっとくらいは覚えているかもな。
黒「じゃあな」
モブ「あの……すみません、私〇〇というところに行きたいのですが…」
黒「〇〇ですね、まず駅に行って……」
ほら、やっぱね
『桃』
他人の命と自分の感情、大切なのは後者だ。
あまりそれを明るみにしすぎると面倒くさいから、無駄に自我を晒さぬように分からぬように。でもカーストは高いほうがいい。だから口は閉ざさず。笑わすように笑われるように。
人をちゃんと敬い、崇め、讃える。でも決して嫌味にならないように。そんな生活をしていたら、殺意の湧く相手が複数人居てもおかしくはない。
なら俺は正々堂々殺す。
俺にとってはただ当たり前のことでしか無い。
と考えていたのは過去の話しで、流石に今はそんなことない。なにせ俺はこの賽ノ目兄弟の長男なのだから。そろそろ施設を出る年、いつまでもバカな感覚を持ってはいけない。人を感情論で殺めることはただの罪だ。今更それを学んだ。
俺は成人した頃には出られると思うが、他は大丈夫だろうか
『赤』
ベッドで本を読んでる時、自分の嫌いなタイプの登場人物がいた。無意識にナイフを探していた。兄弟すべてこうなったのも俺のせいだった。
施設に来る前は普通の小学生だった。ただどこにでもいる、平凡な。お母さん達があんななので、授業参観には来ず親が居ないと勘違いされた。
なので軽いいじめを受けていた。そのせいで学校は楽しくなく、集団参加の終身刑ぐらいにしか思っていなかった。
でもいじめはエスカレートして、毎晩毎晩限界で。ついにお気に入りの本を破かれた。それで我慢ならなくて、護身用のナイフを出した。
叫び声のあがる教室。
生徒は全員先生の後ろへと逃げた。宗教的社会のリンチに耐えられなくなっただけなのに。
さっきまで強気に突っかかってきたくせに、1つ凶器を出すだけでびくびく怯えだすなんて。
じゃあ最初から出せば良かったのか?
イライラが募りナイフを向けて近づいた、大きくなる叫び声に気づいた隣のクラス。そのクラスにはいむがいた。
水『りうちゃん!辞めて!!そのナイフしまって!』
赤『やだ!!!コイツラはりうらを傷つけた!じゃあいいじゃん!!!!』
水『ここは……違うんだよ!学校は協調性が大切なの。りうちゃんの感情で殺しちゃダメ』
なんで?なんでそんな事言えるの?ねぇ
それで一家の真実が明るみになって、今に至る。俺も狂った教育のせいでこうなったと解釈してくれたみたいだ。
赤「発狂する機会、もう無ければいいなぁ…」
『青』
青「今日も、また来ない…」
兄弟がどう思っているかは知らないが、俺はここにこれて凄く嬉しい。
だって彼と会えたから。でも他の兄弟にかまっているので、年齢の高い俺の部屋にはあまり来てくれない。
その間はずっと妄想だ。ビターな恋だった。いつも強気で、実際強い彼は夜、どのように鳴くんだろう。きっと想像できないくらいだろう。顔も何もかも緩くなって、強さなんか微塵もないはず。孤独から生まれる愛は彼を汚す。
青「看守さん、今日こっち来てください」
初めはあんな大層な大言壮語を並べていたけど
青「っ、やっぱ想像通り!」
嫌よ嫌よも好きの内
青「てか今が始めてでここまでできるのセンスあるんじゃない?」
『白』
人に恋することなんか無かったのに、僕はどうなってしまったんだろう。
白「最近、夜に看守さん来ないな」
よからぬ事を想像したらもう止まらない。
なんで僕のものにならないだろう。どうして来てくれないんだろう。僕にだけ優しくしてよ、特別がいいよ。他の奴らが居るからだめなの?そんなの邪魔邪魔邪魔!!!そんなんなら、全員居なくなっちゃえ
白「っ、ははっw…なんも変わって無いわ」
恋心は実に狂気だ。
『桃』
そろそろ施設をでる俺は色々デコレーション。
皆の望む理想に憧れて、今までの個性や情は全部焼き払い、欲やエゴは殺して部屋に捨て。
桃「これで、俺はやっと大人になったよ」
さっき貴方への想いも殺してしまったけれど看守さんへ感謝を込めて
『青』
明日になろうが、この日々は続く。どこまでも。外は地獄だから上手く折り合いつけてやってこうぜ。
嗚呼、そう言えばないこ居なくなったな。
俺達は外へ出てしまったら全て記憶が無くなってしまう。それなら一生ここに居たいけど、そんなことしてたらいつか初兎に殺される。
あいつも、もう少し大人になれば看守さんを堕とせるだろうし、ちょっと俺が借りよう
青「看守さんっ♡!」
『桃?』
桃「あれ…?あそこに居るの」
華やかなパーティ会場で、なにかに導かれるよう進む。
桃「こんにちは」
黒「……あ、どうもこんにちは〜」
桃「えっと…もしかして貴方は」
頭に浮かんでいるのだが出てこない。えっと、えっと……
あ、俺がまだ施設に……
桃「ごめんなさい、人違いです」
黒「いえいえ気にせずに。なにかの縁ですしちょっとお話しましょう。僕は悠佑と申します」
桃「僕はないこって言います……」
桃「悠佑さん、僕の初恋の人に似てて話しかけちゃいました」
思い出すのはやっぱいいや
syudou【ビターチョコデコレーション】
長くなりすぎたし視点変わりすぎでした!!