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そうなんです!!😭
おお、、動き出す予感✨️
___見てない?
親子3人が白骨化の死体で見つかったってニュース…
昨日から、紗羽が最後に発した言葉が胸に突っかかる。
昨日、怖くて俺は逃げた。家に帰ってからスマホでニュースのことも調べることはできたのだろうけど、怖かった。ただ単に俺が彼女の口から聞きたかったのもあるかもしれないが。
「あ、いやごめん俺もう帰んなきゃ」
「…そっか。ばいばいっ」
紗羽、あの時泣きそうな顔してた。悪いことしてしまった。俺があんなこと聞いたから、過去を思い出しちゃったんじゃ…。
色々な不安を浮かべながら、家を出た。
昨日紗羽と会った、海がチラ見えするぐらいの丘に腰をかけ、彼女を待った。昨日土砂降りだったとは信じられないくらいの晴天だった。約束の時間になっても、紗羽は来なかった。
どうしたんだろう。来れなくなったのかなあ…約束の時間から10分経っている。もう帰ろうと立ち上がったときだった。
「やっ、ほー」
ぎこちない「やっほー」だなあ、と思い、振り返ると、紗羽が立っていた。
「…遅かったじゃん。何かあったの?」
どんな理由で遅刻してきたのかも分からないのに、責めたり怒ったりするのは、よくないよな。何か事情があったのかもしれないし。
「抜け出すの手こずっちゃって」
抜け出す…?何から?
疑問はたくさんある。でも根掘り葉掘り聞きたい気持ちは抑えた。
「まあまあ、座ろっか」
「あのさっ、」
彼女から話を切り出してきた。何か大事なことを言われる気がする。……多分。
「何?」
紗羽が言いにくくならないように、できるだけ笑顔でいよう。できるだけ相手が言いやすい状況に…!!
「私と、友達になってほしい!!」
……え、?