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こんにちは
早速どうぞ
⚠注意⚠
何でも許せる方のみどうぞ
「父上!」
一つの紙を持ちながら、嬉しそうに私に話し掛けてくれた。
「どうした?日帝」
周りの、護衛や警備員達はその光景に微笑ましいとばかりに、少しだけ眉を低くする。
此処は、「日ノ丸王国」。
国民、340人で世界で一番小さな島国。だが、領土は小さいが、技術大国と周りの国々から、言われている。
実際に、服や物等は他国に比べると、とても進んでいる。
あの、欧米達も驚く程にだ。
「実は、新しい剣術を使いこなせる様になりました!」
目をキラキラと輝かせる姿は、まるで天使だ。いや、日帝は産まれた時から天使だ。
「そうか!ソレは凄いな!」
私が、そう言うと日帝はニコリと笑う。この子は、笑顔がとても似合う子だ。
頭をワシャワシャと撫でると、照れくさそうに視線を下に向ける。
「……褒め過ぎです…//」
もう少し甘めてくれても良いと思うのだが。日帝は、生真面目な性格だから、甘えると言う仕方が分からないのか?
「……そうだ!」
此処で、私はある事を閃いた。
昔、海にもっと魚を増やす為に色んな取り組みをしていたのだが、そこに近くに住んでいた住民に、感謝をされ、ネックレスを渡されたんだ。
その、ネックレスをつけていると、どんな絶望な状況でも、必ず希望が見えると言う噂がある。
「すまん。アレを持ってきてくれ」
近くにいた、護衛隊に話し掛ける。すると、直ぐにその場から立ち去り、一つの綺麗な箱に入っているネックレスを持って来てくれた。
「日帝、このネックレスを貰ってくれるか?」
ネックレス?と言った表情を、浮かべ護衛隊が持っている、箱に目を向けた。
金色に包み込まれている、箱を見ながら興味深そうに、近くに見に行く。
トコトコとゆっくりと歩きながら、護衛隊が持っていた箱を、貰う。
日帝は、貰う前に頭を軽く下げ礼を述べた。側から見れば、何と美しい礼儀だと言うだろう。
「有り難う御座います」
戻る際も、全く無駄な動きをしない姿に護衛隊や召使い達は、流石と言った表情を見せる。
あの子は、とても礼儀作法を重んじている子だ。
毎日毎日、稽古が終わった後、本を読んで言葉の勉強をしている。それもあって、日帝は美しい言葉や丁寧語を良く喋る。
自慢の娘だ。
「……………」
妻もあの子の成長をどうか見守って欲しい。
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら