⚠人によっては気分悪くなるかもです、!
⚠色々と注意!
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『名探偵の心の深い傷』
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乱歩「駄菓子も買えたし、満足満足〜!!」
乱歩「後でしゃちょーとたーべよ!」
乱歩「ん…?なんか焦げ臭いな〜…どうしたんだろ、?」
人々の悲鳴、泣き声、叫び声、うめき声等が乱歩の耳に入る。
乱歩「あの、どうしたんですか?」
人々「火災だ…火災が起こった…助けてくれ…ッ!」
乱歩「火災…!?」
人々「誰か警察と消防隊を…っ!!」
人々「あぁ…炎が広がっていくぞ…!?」
人々「誰かーっ!助け_」
乱歩の目に大きな炎と人々の死体が目に映る
人々「うわ”ぁぁぁぁぁあ”あ”っ!!」
人々が焼け、悲痛な悲鳴が響き渡る
乱歩「…ぁ…」
人々「まだ中に…息子が…息子が居るんです…っ!」
人々「救急車は!?消防隊はまだか!?」
人々「煙が広がってくる…もう駄目だ…俺達も逃げるぞ…ッ!!」
人々「置いて行かないで…誰か…誰かぁああっ!」
乱歩がこの光景を見て固まり、人々は必死になって乱歩に助けを求める。
人々「貴方って…名探偵何でしょ!?この状況をどうにかしてくださいよ…ッ!!」
人々「火災が治まる方法は!?この状況から少しでも助かる方法は!?」
人々「貴方が固まってる場合じゃないでしょ!?ちゃんとして下さいよ…!?」
人々「貴方がちゃんとしないと、私達が被害に…っ!!」
怯え、逃げ惑う人々。乱歩に解決策を尋ねる人々。火災の渦に飲み込まれてゆく人々。
人々「嫌だ…嫌だぁぁぁぁぁ”あ”あ”…っ!!」
人々「う”ぁぁぁぁぁあ”あ”あ”あ”…っ!!」
人々「逃げて…逃げてぇぇえええええ…っ!!」
子供「お兄ちゃん…ッ、助け_」
乱歩「…ぇ…」
辺り一面が炎の海と化し、悲惨な光景が目に映る
人々「お前は…名探偵じゃなかったのかよ!?」
乱歩「違う…僕は…ッ、 」
人々「じゃあこの事件を今すぐに解決してくれよ!?解決策は何だ!?それくらい簡単だろ!?」
人々「このままじゃ…どんどん死人が増えていくんだぞ…!?」
人々「結局、名探偵ってのは名前だけなのかよ…っ!」
人々「こんな奴に時間を取られてる場合じゃなかった…急ぐぞ…っ!!」
乱歩「皆…違う…待って…」
人々の言葉は乱歩の魂に深く刻まれ、この先もずっと、忘れる事は無い。…いいや、忘れられない。
人々が必死に逃げ惑う。
人々「邪魔だ…ッ、退け!!」
乱歩「…っ、」
乱歩が吹き飛ばされる
乱歩「いった…」
乱歩が振り返る瞬間、足が掴まれる
乱歩「…!?」
人々「待”っ”…て”…待”…っ”て”…」
乱歩の視界に、瓦礫で足を潰された人々、切断された左腕、全身が焼け、原型が無くなってしまった人々、飛び散った目玉が視界に映る
乱歩「…ビクッ…」
人々「俺”…ま”…だ”生”き”…た”か”っ”…た”の”に…」
人々「行”…か”な”…い”で”…行”か”…な”い”で”…」
人々「貴”…方”も”…道”連”…れ”に”…」
人々「何”…で”俺”…達”だ”…け”こ”…ん”な”…目”…に”…?」
人々「何”で…”ま”…だ”生”…き”て”…る”の”…?早”…く”楽”…に”…な”り”…た”い”…よ”…」
子供「お”…兄”ち”ゃ”…ん…”な”ん”…で”…助”け”…て”く”…れ”…な”か”…っ”た”…の”…?」
乱歩「…っ…!!」
乱歩は重い足取りでようやく立ち上がり、精神も体も、完全に怯えきっていた。
人々に頼られていなかった事実と
本当に危険な状況下の時、己の行動力に絶望した
乱歩「僕は…名探偵…僕は…」
自分に言い聞かせることしか出来なかった。それでも、叫び声やうめき声は頭から離れない。
“乱歩は、人間が怖くなった”
今回の件で人間に対する恐怖心が増し、依頼や人間関係にも多くの傷が入る。
探偵社に戻っても、乱歩は決して、誰とも話さなかった。
一人、部屋に閉じこもり、先程の情景に魘されていた。
乱歩「…はーっ、はーっ、」
うまく呼吸が出来ない…苦しい…逃げたい…記憶を消したい…
消えたい…消えたい…消えたい…ッ
乱歩「げほっ…げほっ…」
乱歩が静かに倒れた_。
――――――――――――――――――――――――――――見てくれてありがとうございます!
余談ですが…一回保存せずに、消してしまってとっても不完全な物語になってしまいました…(泣)+日曜日の夜…とっても憂鬱です…。
このような失敗がないように頑張ります(TT)
文ストのグッズで乱歩さんを地引きできたので何とか精神を持ちこたえています…!!
やっぱり推しって凄いですね…!!
余談までご観覧なさってくれてありがとうございます(´;ω;`)
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コメント
2件
続き楽しみ♪乱歩さんどうなっちゃうんだろう…