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おぉ!面白き展開やぁ!
episode 10 初恋
『…なあ、兄貴』
「んー、どした?」
コツ、コツ、コツ……
雨が少しづつ弱くなり、雲の隙間から青空が見えるようになってきた。
『…傘、よかったのか?』
「…別に、俺は彩映にバレてもなんとも思わないし」
「それに、あいつの彩を染めるキッカケにでも
なったらいいじゃんか、」
『…そうか、』
『兄貴、ちっこい頃のあいつってどんなんだったんだ、?』
兄貴と違って、俺はずっと家の中に居た。
だから、あいつの幼少期のことなんて何も知らない。
「小さくて、臆病で、」
「でも、可愛い1面もあって。」
「今とは全然違うぞ、」
少しだけ、頬を赤らめて言った、
『ふーん……』
『で、兄貴はいつあいつが彩映って事に気づいたんだよ』
「一目で分かった。」
「透明な瞳、あれだけで分かる。」
「周りと違うってのもあるけど、
ちっこい頃から何も変わってない。」
『そうか、』
『……好きなんだな、兄貴』
「ッはぁ!?」
「んな訳ねぇしッ/」
『んはっ、照れてるぞ』
「ッ……、」
『で、いつ好きになったんだよ』
「…いっちゃんが引っ越してから。」
「改めて感じた。いっちゃんがいない生活は
こんなに物足りないんだなって。」
「そりゃ、毎日ずっと遊んでたからってのもあるかもだけど」
「…やっぱり、なんだろうな」
「好きなんだよな、いっちゃんのことが。」
「でも、この気持ちをいっちゃんに伝えようとは思わん、」
『…そうなのか』
「迷惑かけたくないからな、」
鼻で笑いながらそう言った。
今回も閲覧ありがとうございます。
SnowDropです。
テストが終わりました…!
明日で毎日投稿10日目、なんやかんや続けられてますね。
これからも頑張ります。
たぶん次回で最終回です()
君の彩で私を染めて、この物語が終わったら
テラルレできたリクエストを書いていきます。
そちらも見ていただけると嬉しいです。
さて、この辺りで終わりにしましょうか、
また会いましょう、SnowDropでした。