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テラーノベル(Teller Novel)
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「価値のある人間になれ」

あぁ、いつもの夢だ。

「テストで満点を取ったから何だ。」

この人は誰なんだろう。兄貴に少しだけ似ている。髪型も髪色も何処か兄貴に似ている人。ただ、決定的に違うのは頬にある線?みたいなのだ。俺の兄貴にそんな線はない。その人に俺はいつも暴言を吐かれる。

「何故そんな事も出来ない」

「ーーーーは、その歳には出来ていたぞ」

だんだん息が苦しくなってくる。

止めてくれ。これ以上は何も言わないでくれ。お願いだから…。

耳を手で塞いだ。それでも聞こえてくる。

ただの夢のはずなのに。何処か既視感がある。起きたらすぐに忘れるのに。それなのに俺の心にこびり付いて離れない。





「お前は本当に”価値”がないな」



その言葉を聞いた途端、目の前が真っ暗になった。いや、なりかけた。何故なら俺の耳にこんな言葉が聞こえてきたからだ。





「その努力だけは認めてやる」



水色髪の暴言を浴びせてきた人とは形は違えど頬に同じく線?がある男だった。多分、今の俺と同じぐらいの歳だ。暗闇の中に眩しくてつい目を瞑ってしまう程の光がさしたみたいだった。




そこで俺は目が覚めた。











「ほら、早く行きますよワース」

「は?何で俺がテメェと一緒に学校に行かなきゃなんねーんだ」


今日は高校の入学式だ。俺は朝から変な夢?を見た。もう内容は忘れたけどいい夢ではなかった気がする。

で、何故か俺は今兄貴に引き摺られながら学校に行っている。

「はーなーせー。俺はシュエンと一緒に行くんだ!テメェと一緒に何か行きたくない!」

「(꒪꒫꒪”)ガーンな、何故ですか。貴方のお兄ちゃんは私ですよ!」

「だから何だよ!」

「兄弟は一緒に学校に行くものですよ!」

「いや、そんなん知らねーよ!」

「いーやーだ!私はワースと一緒に行くんです!」

‪ウワァ…。こいつ…、何子供みたいに駄々こねてるんだ…。高校2年だろ。お前、折角のイケメンが台無しになるだろ。

「チッ」

最終手段を使うしかないか…。

「あっ!ワース今舌打ちしましたね。しかも、お兄ちゃんに向かって!お兄ちゃん傷付きますよ!」

知らねぇ〜。お前が傷つこうが興味ねーよ。やっぱり、最終手段しかないか…。


ワースはそう決意するとオーターの服の袖を掴んだ。

「…」

パリイイン。

「は?」

オーターの眼鏡が割れた。そして何もなかったかのように予備の眼鏡をつけた。


え?いや、何で。何で眼鏡が割れた?いや、え?は?

…うん、考えても無駄だ。

ワースは思考を放棄した。そして、それを無視して最終手段を使う事にした。

「にぃに、1人で行っちゃダメ?」

「_:( _ ́ཫ`):_グハァ」

オーターの脳内(は?え、いや、可愛い。上目遣いとうる目とにぃに呼びはヤバい。可愛い。大丈夫?誘拐されない?いや、そんな目でワースを見るゴミはお兄ちゃんが排除してあげるから大丈夫か。でも、万が一があったら…。いや、そんな事よりも、今のワースを目に焼き付けないと!)

「お願い」꒰ᐢ ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ ᐢ꒱

「スゥー。ワース…行ってらっしゃい」

「よっしゃー。じゃ、先行っとくわ!」


オーターは手を振りながらワースを見送った。

そして我にかえる。

「は!ワースの可愛さにやられてつい、見送ってしまった!ワースの身に何かあったら…。急いで追いかけねば!」


そして、猛ダッシュでワースを追い掛けた。

傍から見たら変人である。






つづく




あとがき

オーターキャラ崩壊がえぐい。何かごめんね、原作のオーターとオーターのファンの人。

今気づいたけど、ランワスなのにランスが出てきてない。オーターだブラコン発揮しただけで終わった。いや、最初らへんに出てきてるか?あれは出てきてる判定でいいのか?分からない。

話変わりますけど、他の人が書いた(pixiv)オタワスでワースの「にぃに」呼びが可愛すぎてそこだけ10回ぐらい読んでた。


ところで、ここだけの話なんですけど、テラーでpixivの他の人のパクリをしている人がいる(たぶんpixivも見てる人だったらだいたい分かる)ので、その人は今すぐ辞めましょう。そして、それを知って1週間猶予をくれたpixivの作者さんに感謝をしましょう。そして、自分がその作品が好きでパクられてたのが許せなくて作者さんよりも先に通報してしまいました。

作者さん、すいません🙇‍♂️。我慢出来なかったんです。

では、次回また会いましょう

ヽ(・∀・)バイバーイ

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