異様な頭痛で目を覚ました。
腕や脚は全く言うことを聞かず、指先すらも数ミリ動かすだけでしんどい。
視界がぼやける
喉から声は出ない
呼吸がしづらい
何故こんなことになったのか。
思考するだけで悲鳴を上げる頭で少し、考えてみた。
俺は、街でヒーロー活動をしていた。
幼少期はよく親に、
「くだらない」だとか
「そんな物見てる暇があるなら勉強をしなさい」とか。
口酸っぱく言われてきた。
最初はヒーローを応援してた。
だって、かっこいいし、最強だし。
けど、段々。段々と
反抗するのに疲れちまって
考えるのをやめていた。
そんな時
一人のヒーローに助けられた。
ただ外の空気が吸いたかったはずなのに
気付いたら米俵みたいに担がれて
男ふたりで空飛んでてさ。
「生きてるかー?」
『死んでるように見えるのかよ!!!』
空中で攻撃かわしながら普通に会話してて
コンビニで箸入れろっつったのに入ってなかった、とか
牛乳の賞味期限切れてたとか
どうでもいい話ばっかされて
こんなヒーローがいるのか、って呆れたけど
楽しかった。
「おまえ、名前は?」
『碧。お前って呼ぶな』
「生意気だな!!!…名字は」
『望月』
「弟と一緒だな、性格も似てんなと思ったら…」
『同姓同名ってやつじゃないですか?俺には兄いませんし』
「年齢はぁ?」
『15』
「弟だろおまえ…」
望月楽、出会ったのは25歳の時
お揃いの泣きぼくろに、俺とそっくりな目
もしかしたら、と思って母に聞くと
やっぱり俺の兄だったらしい。
「もし弟だったときのために言っとくけど」
『なんだそれ…』
「俺は今幸せだ、って
母がヒーローを嫌っているのは、息子の死を想像してしまうから。
かーちゃんに伝えてくんねえ?」
父がヒーローを反対しているのは、兄が選んだ道を俺に歩いて欲しくないから。
『…わかった、伝えとくよ』
「あんがとな」
お わ り で す (’_’)
入 れ た い 要 素 消 え ま し た
や り 始 め た の は 二 月 で す
没 に す る か し ん ぬ ほ ど 悩 ん だ け ど
過 去 の あ た し が 報 わ れ な い の で ^^;
ち な み に 楽 く ん は 物 語 が 進 む と
し に ま す
ば い ち (^_-)-☆
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