叔母さんがいてくれたおかげで、私は麗(うるは)ともちゃんと向き合えたと思う。生んですぐの頃の、体中ギシギシいってるし悪露は酷いし髪の毛にブラシする気にもなれないくらいボロボロでも、麗に八つ当たりしなくて済んだ。
私の勝手で生んじゃって、父親ともまだ会えてなくてっていう麗に怖くて嫌な思いさせなくて済んだって感じるんだ。
麗のおむつ替えも、私もだいぶ上手くなったよ。最初は上手くできなくて麗を泣かせちゃったりもしたけど、今は、
「麗~♡」
って笑顔で声を掛けながらしたら、麗も笑ってくれるようになったんだ。
だからさ、麗が寝てる間だけだけど、家のことも少しずつできるようになったんだよ。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!