不幸のはじまり
お父さんは仕事が忙しく、
一人っ子で、教育ママのお母さん
か。
わたしにとって、お母さんが全てでした。
父は、大企業で働き家を留守にすることが多かったのですが、母は趣味もなく家にいる専業主婦でした。
唯一の趣味は、私の監視。
お茶の習い事も、ピアノも、日舞も、水泳も一番になりなさいと言われました。
結局一番にはなれなかったけどいつも監視されていました。
友達二人でつけていた交換日記も、自分一人でつけていた日記も、中学生からもたされた携帯も全て監視されていました。
大学生でできた彼氏とのやりとりも。
社会人になって使っている書類のやりとり。
私は、母親なしで生きられない人間になっていることに、40歳になって気付きました。
「なんで、こんな年になっても結婚できないの?いかず苔」
結婚できない女性に、苔がはえているという言ってはならない言葉。
私を監視して苔が生えるまで動けなくさせたのはあなたではないか!と思ってしまうのだが、
やはり全てが母になってしまう。
母がいればなんでもいいと思ってしまう私なのでした。
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