コメント
2件
ご本人様には関係ありませんので、迷惑のないようお願いします。
どうぞ楽しんでいってくださいᐕ)ノ
rdo side
いつからだろうか。彼が現れたのは。
彼は突然俺の前に現れた。その姿は俺にしか見えないものだった。
「……覚エテナインダ。」
「早ク思イ出シテネ。ラダオクン」
気持ちが悪かった。もやもやした。 知らない人に知られていること。 彼は毎日俺の前に現れた。他の人に相談した方が良かったのかもしれないが、あの時の俺は周りの人に迷惑をかけられない思いと常時監視されているストレスでまともな判断が出来なかった。
だが、ある日のChillタイム俺は全てを思い出した。
「ッごめん。ちょっと外出てくる!」
そう言って警察署を出て、駐車場を走り抜け、とにかく誰もいないところを探した。
その時の俺はどんな顔をしていただろうか。青ざめていただろうか。
輝いていただろうか。
そうしてたどり着いた薄暗い路地裏。
俺はそろりと後ろを振り返る。そこには、
ゲームのキャラクターの着ぐるみを着て、宙に浮いてる1人の少年。
俺はその少年に笑いかける。
「ただいま。…みどり」