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テラーノベル(Teller Novel)
いなくなれば―

いなくなれば―

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2

みんなの涙

♥

140

2023年08月23日

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つづき







誰も返事をしてくれなかった。ずっと、2人は下を見ながら、何も言わずに泣いてた。ただ、少しだけ、口が動いていて、僕の名前を呼んでる気がした。




白『 ……はぁ、はよ貸してって言っとるやん。』


僕は、カッターを強く握りしめたないちゃんを見つめて言った。もう限界だった。


桃『 ……初兎”、ちゃ゙ん?』

赤『 ……ないく”ん”』


そう喋ったふたりの声はもう枯れきってきて、見上げた顔は絶望のどん底のような、悲しそうな顔だった。


2人ともイケメンなのに残念やなぁwてか返事くらいしてくれてもええのに。ガチでめんどいわー!僕いじめられてる?


桃『 ……初゙兎ちゃ”ん!し”ょ゙う”ちゃ”ん”!』

赤『 ないくん、ないくんやめてよ』


2人は泣いた。さっきとは比にならないくらい、顔がぐちゃぐちゃになって、でも、かっこよかった。とても凛々しい顔だった。


白『 ……?』

桃『 ……ま゛た、戻っ”てきてよ、ぉ゛カ゛ッ”ダー、あ”げるから、イク”ラでも、さ”せてあ゛げるから、お”願いだから、』

赤『 初”兎ち”ゃん゛……もう゛1回”でいいか”ら、見せ”てよ゛……』


白『 ……ぁ』


その時、僕は初めて気がついた。



もう、僕の体は消えていた事を―



見えなくなっていた。だから、返事も返ってこなかったし、皆泣いてたと分かった。


願い通り消えてしまった。もう僕はいない。僕には見えて、君には見えない。






※青目線



青『 ないこ!りうら!』


赤桃『 ……ま”ろ゛』


連絡が来たと思ったら、こんな事になっていたなんて。久しぶりに見た2人は、泣いていて、声枯かれていて、目には沢山の隈、そして、ないこの手には血がべっとりと付いたカッターが。


青『 ……ないこ!それ…』

桃『 あ、ぁ”。これ初”兎ちゃん”の。握っ”てた゛ら、戻っ゛てく”るかな゛?えへ゛』

赤『 ……ね゛』


二人を見てたら、ひゅ、吐息が詰まって、苦しくなった。泣きそうになった。昔のように優しい笑いを見せなかった。


俺は、ゆっくりと2人に聞いた。出来事全部を―



青『 ……しょにだ』

赤桃『 ……ごめ”ん゛!』


そう言い、2人で同時に俺に頭を下げた。泣きそうな顔で、



赤『 りうらが、カッター取っちゃって、それで、りうらがちゃんと見てなくて、それで、しょ、うちゃ、んが、き、消えちゃ』

桃『 ……俺のせいなんだよ。俺が最後にカッター取って、それでしょう達の前で泣いた。そのせいなんだ。だから、まろ、ごめん。』


そのあとの2人は、俺のせい、俺のせいしか言わなくて、、


俺はいつの間にか、泣いてた






はい!悲し!見ててこっちが悲しいわ!これをハピエンかバトエンかどっちにしよう!wてか皆ほかのでもいいね早くない!?休めない!wじゃね!重くてごめん!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

12

ユーザー

個人的にバットエンドがいいですね!めっちゃ好きです! 何か誰も悪くないからより苦しいですよね...

ユーザー

( இωஇ )ウワーン 白ちゃーん˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚

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