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注意⚠
中太
現パロ
太宰さん受け
誤字脱字多め
口調迷子かもしれない…
地雷さん、苦手な人は回れ右!
彼と僕が初めて出会ったのは去年のこと、今日でちょうど1年記念だ、別に記念日にしようと言われたわけではないけれど…僕にとっては中也はとても大切な存在、
中也は僕の初めての友達、 そして僕の――――
先「転校生が今日、このクラスに来ます!」
モ「転校生!?」
モ「男の子かな、女の子かな」
騒がしくなる教室の中…めいわくだから今すぐ静かにしてほしい、本が集中して読めないから、…それにしても転校生か…まあ、僕には関係のない話だけど…、嗚呼…早く帰りたい
そう思いながら本を読んでる手を止めない
先「入ってきていいですよ〜」
ガラララ
?「…」
先「自己紹介お願いします」
中「中原中也です、よろしくお願いします」
モ「かっこいい!」
モ「よろしくー」
一回静まり返った教室の中がまた騒がしくなる、とくに女子が騒がしい…転校生…見るからにみんなから人気で明るくて…うるさそう、まあ僕みたいな人間なんかとは関わろうとしないだろう、皆そうだから
僕は未だに本を読む手を止めなかった
先「じゃあ、中原くんはあそこのあいてる席ね」
中「はい」
まさかの僕の隣の席…ここの席隣の人がいなくて1人でしかも一番後ろだから気に入っていたのに…少し睨んでやった
中「よろしくな…えっと俺なんかしたか?」
太「……別に…」
ただお気に入りだった席の隣が転校生だとみんなに囲まれちゃってうるさくなると思っただけだし
中「なあ、何読んでんだよ?さっきからずっと読んでるだろ?」
太「…君に教える理由がない」
というかなんで話しかけてくるの?こっちは静かに暮らしたいのに…でも今の態度だどうせすぐに話しかけてこなくなる
中「…ある」
太「は?」
中「隣のやつが話もせずに本ばっかり読んで…つまんねぇんだよ何読んでるかぐらい教えろや」
太「意味わかんない…」
中「いいから教えろ」
面倒くさいなぁ…
太「…完全自殺読本…」
中「かんぜんじさつ…はぁ?自殺?」
太「教えたからもう良いでしょ、話しかけてこないで…」
中「なあその本面白いのか?」
太「…さあね、人それぞれの好みによるんじゃない?」
中「手前はどうなんだよ?」
太「…まあ、おもしろいけど…」
だったら何だって言うのだバカにするのかい?その程度、私にはへでもないから構わないけど
中「まあ、面白くなかったら読んでねぇよな…じゃあ俺が手前に話しかけてるときはその本読むのやめろよ」
太「…は?」
なんでこんな奴に指し図されなきゃいけないのだ、本を読むぐらい私の好きにさせろ
太「なんで?」
中「友達が本ばっかり読んでたら楽しくねぇだろ、せっかく転校してきたのに初日から最悪だろ」
太「は?」
友達…?今此奴…友達って言ったの?私のことを?
太「友達…?」
中「嗚呼、少なくとも俺はそのつもりだ、…手前はどうなんだよ?」
太「わからない…でも、」
でも、もし友達になってくれるのなら、
太「でも…もし、友達になってくれるのなら…なり、たい…」
中「んじゃあ決まりだな、俺とお前は今日から友達だからな!」
そう言って私にめいいっぱいの笑顔を見せる彼
太「うん…!」
私は彼と同じ顔をすることができないけど、彼と一緒に笑うくらいはできる
中「そういや手前、名前なんて言うんだ?」
太「あぁ…」
まだ言ってなかったのか…
太「太宰、太宰治だよ」
中「太宰…そうか!太宰、な!」
太「…君は?」
中「…俺、教室はいったときに自己紹介したんだけど…聞いてなかったのか?」
太「…うるさい」
まったく、そのとおりだけど
中「ちゃんと聞けよな…俺は中原中也だ」
中原中也…
太「うん、よろしくね…中原くん?」
初めての友達だからなんて読んだら良いのかわからない
中「中也でいいぞ!」
太「じゃあ…中也…よろしくね、中也」
なんだか急に、距離がぎゅっと縮んだ気がした
中「よろしくな、太宰!」
そう言ってまた、私にめいいっぱいの笑顔を向ける中也、…本当に眩しいな、僕には眩しすぎる、自分が小さく感じてしまう…それでも、君とまったく違う僕でも、君の友達になれたのならこれで良いんじゃないだろうか?このまま少しずつ、君と同じところに歩いていけたらいい
中也、まだ僕にとって眩しすぎる君へ、きみは初めての友達で、そして僕の―――――――――