僕は子犬だ
今年生まれた柴犬とかいう犬種
今は、お母さんとは離れ離れでペットショップにいるんだ
ある日、ペットショップに入ってきた綺麗で優しそうな女の人が
僕を抱っこしてから、飼ってくれることになったのだ
その人の家に着いてから早速僕は走り回って遊んでいた
その人は、とても心地の良いその部屋に、僕のベッド、遊び道具を置いてくれた
明子
よろしくねー、私、
明子
明子っていうの
僕
ワンッ!
明子
君の名前はどうしよう…
明子
君の名前は…
明子
んー、
明子
ルウ…とか、かっこよくない!?
僕
ワンッワンッ
明子
だよね、だよね!
明子
やっぱり君もその名前がいいよね!
どうやら僕の名前は
ルウとなったらしい
夜
明子
さて!ルウ!
明子
ご飯だよー
僕
ワン
うん、このドッグフードは
なかなか美味しいじゃないか
さては、ご主人様である明子が高いドッグフードを買ったんだな?
僕
カリッモグモグ
明子
どう?美味しい?
明子
犬飼うの、初めてだから、
明子
高いドッグフード買ったんだけど!
やっぱりな
僕
ペロッペロッ
明子
あははっ、くすぐったいよルウ〜!
さて、今日はこの辺で寝ようか
翌日
明子
おはよぉ、ルウ
僕
ワン〜
明子
ホンットにルウは、可愛いね〜♡
明子
ナデナデ
明子
お散歩行こっか!
僕
ワンッ
どうやらご主人様は、会社というところに通っていて
お散歩はかなり早い時間に行かないといけないらしい
しかも、ご主人様が会社から帰ってくるのは午後7時ぐらいで
その間僕は1人(あるいは1匹)でお留守番しなきゃいけなくなった
明子
ごめんねぇ、ルウ
明子
私、仕事に行っちゃうからいい子で待ってるんだよ?
明子
帰ってきたらまたお散歩行こうね
明子
行ってきまーす
僕
ワンワン!
僕はしっかり待ってるよ
午後7時半
まだかな…
遅いな…
暇だ…
…寝るか
明子
ただいま!!
僕
ビクッ
なんだよ、今、寝ようとしてたんだよ
明子
さ!お散歩行こっ!
明子
その後、ご飯食べよう!
お散歩中
明子
ちょ!早いよ!
ずっと待ってて体が鈍ってるんだよ
少しは走りたいの〜
明子
早すぎい〜!!
僕
ワンッワンッワンッ!!
家
明子
はぁ…疲れた…
僕
ワンッ
僕は満足だ
明子
ご飯…に、する?
僕
フリフリッ(尻尾)
半年後
僕は完全にこの生活に慣れていた
一方のご主人様は、
遊んではくれるけど、
この頃帰りが遅くなったし
僕と遊んでる時よりも
電話で話している時の方が
楽しそうなんだ