期末テストぉぉぉぉぉぉ.....（）

注意 あらすじor 第1話へGO！

2023/06/24投稿

第22話

「暗闇への1歩」

聞きなれない歌を口ずさんでいる初兎に問いかける。

眉間に皺(しわ)を寄せながら考えているが、思い浮かばなかったらしい。

まず、街が出てきて仲間が出てくる流れに少し違和感がある...が、そういう歌だと言われてしまえば｢あぁそうか｣と言えるくらいの小さな違和感だ。

そう思うと、弟妹の寝顔の次に目の前の2人の幼少期の顔が浮かんでくる。

見たことないから想像だけれど、あまり今と変わらなさそう。 というか今が子供っぽすぎるのだ。

冗談で言ってみたのに

逆にお願いされた。

子供っぽい奴らに冗談を言ってしまうと、少々面倒な約束を取り付けることになる....今日の教訓だ（）

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

雑談していると、ギルドまではすぐだ

いくつかある机の中で、1番大きいところに座っている3人が見える。 俺らも空いている椅子に座った。

3人がわちゃわちゃしてるので、他2人に声をかける

すっごく言いにくそうに2人でシンクロしながら目をそらす。 そんなことされると逆に気になる。

神妙な顔でクエストの紙を渡してくる

【内容】 ・誘拐された子供の捜索 ・その犯人の退治 【報酬】 30トビー

依頼主は親？30トビーを報酬にするほど大事な子供なのか。 多分どこかの商人か、村長とか....

わちゃわちゃしていた初兎が話に入る

ほとけが聞くとまろがげっとした顔をする。よく見たらまろだけじゃなく、ないことりうらもだ。

まろが頭を抱える。 ｢やっぱり｣って顔が物語ってた。

あぁ...言いたくなかったのはそれか....

あぁ...と納得した俺と困った顔をしている3人を見て初兎とほとけが必死な顔で訴えた。

4人でわーわー言っていると、呆れたようなため息が聞こえた

その言葉に横でヘドバン並に頷(うなず)くないこ

自分より年下にため息をつかれて4人で同時に謝る。 だいぶ恥ずかしい絵面だ。

｢みんな人を大切に思ってるからこそだしね｣と、仕方なさそうに笑う

行きたいの！！？！？

｢ここだ！！｣と言わんばかりに誘う

｢うんうん｣と俺が頷くいていると、ないこがパッとこちらを向いてきた

みんなを見つめて真剣な顔で言った後は、パッといつもの顔に戻って｢ね！｣と、こてんっと首を傾けた。

｢仲間を守る｣....頑張ってみよう。

いくつなのか聞いたことないけど、 この幼さで....？？ ないこといいりうらといい...ジュスティスには化け物しかおらんのか...？

深い深いダンジョンの底。 廃(すた)れた壁にはコケが生い茂り、カチカチの床は所々剥がれている。

そんな空間に1人、これでもかというほどに美しい笑みを浮かべる者が立っていた。

ハイハットにスーツ姿の彼は、この奥底の空間で異様なオーラを漂わせていた。

場面と格好がちぐはぐだからか...はたまた別の理由か....

だが、彼にとってはそんなことはどうでもいい。

部屋の奥にはひとつの机と椅子があった。王の椅子のような、でも廃れている。

そんな椅子にどかっと座ると、ハイハットを机に置き、輝く金髪とそれに隠れていた真紅の瞳を覗かせた。

「あの＿＿＿が居るパーティー♡」