※百合
※ヤンデレ要素多め
さき
さき
血の匂いはしなかった
でもここに居るとあの情景が蘇ってくる
さき
私は血が固まったバットを奥から取り出した
準備していたスポンジで入念に証拠を取り除く
さき
さき
さき
めい
滅多に鳴らない私のスマホに通知が届く
めい
めい
めい
私は時間を確認する
授業が始まるまで5分もない
めい
私は裏倉庫へ走った
めい
めい
周りを見渡しても誰も居ない
さきさんの悪戯?いやそんなことする人ではない
めい
私は背後に気配を感じた
他とは特別な気配
めい
めい
満を持して振り返るとバットを構えたさきさんがいた
さき
めい
さき
めい
さきさんの顔は相変わらず何かを探る顔をしていた
めい
さき
突然無言でバットを突き出された
めい
さき
心臓が波打った
何か危ない雰囲気がする
めい
さき
さき
これ以上何か言う気は無さそうだ
私は差し出されたバットを受け取る
さき
さき
そう言って彼女は去っていった
同時にチャイムがなる
めい
めい
恐らくこのバットはあまり人に見つかっては駄目なんだろう
私に託した理由もさきさんがした事も何も分からない
ただ私の手元にリスクが渡されただけ
めい
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