こんな幸せを、
ずっと味わっていたいな。
七瀬 美優
私にとっては、
尊敬できるし、
頼れる優等生の瀬月さん。
この小さなグループの中でも、
仲がよく、似ている。
…そんな存在。
放課後は一緒に学校に残り、
授業の復習やテスト勉強をする。
学年一位を争うライバルとして、
笑い合う仲。
…でも、
だからこそ、知ってる。
…あの子の裏を。
瀬月 華心
七瀬 美優
七瀬 美優
瀬月 華心
七瀬 美優
七瀬 美優
瀬月 華心
いつもの笑顔なのに。
今までと変わらないのに。
七瀬 美優
なんで私が苦しくなるのかなッ…w
得体のしれない感情が、
頭の中でぐるぐる渦巻いていく。
そのまま昼休みになり、
クラスのほとんどが購買へ行く中、
私達だけは、
息を合わせたように屋上へと向かった。
元々顔見知りだった。
一人になりたい時、 たまに屋上へと行くと、
星ヶ丘さんや、訊澤さん、黑琉さんが いつもいた。
少し離れたところで、
微かに温かいお弁当を食べていた。
…でも今は違う。
瀬月さんや星月さんも加わって、
ほぼ毎日、
屋上で皆と過ごした。
…何故か楽しくて、
世間話をしているだけなのに。
いつの間にか お弁当箱は空っぽになっていた。
黑琉 來
黑琉 來
星月 零
瀬月 華心
訊澤 紗唯
七瀬 美優
足を揃えて、
青空に背を向けた。
雲一つない、
澄んだ青空に。
コメント
11件
( ^o^)ウマスギダロ
上手、
低クオがち申し訳ないです(_ _*)