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テラーノベル(Teller Novel)

伊織の昔エピ

伊織

昔、俺は自分の生きている価値が
分からなかった

伊織

いくら親に愛してもらおうと努力をしても見向きもされなく水瀬家の息子として当然だと言われ続け、親からの愛情も何もかもがどうでもよくなった

伊織

ある日
俺がまだ5歳の夏
近くにお祭りがやっていて
両親がたまたま一日だけ仕事が
無く、家族でお祭りへ行っていた

伊織

俺は両親とどこかへ行けることが
とても嬉しくてはしゃいでいた
はしゃぎすぎて両親とはぐれてしまい

伊織

近くの川辺らへんで泣いていたら
ある女の子がやってきた。

伊織

その女の子もお母さんとはぐれたみたいで一緒に待っていた。

伊織

俺は彼女が言った言葉で救われた
『ずっと一緒にいてあげる』という言葉に

伊織

彼女は羽瑠といい
俺はその心に救われ持っていたおそろいのキーホルダーを渡した。

伊織

お母さんが来てサヨナラをしたけど
俺はずっと羽瑠ちゃんに会いたかった

伊織

小学5年生の時
学校を歩いていたら3年生の教室に
羽瑠ちゃんがいた
これは運命だと思い話しかけようとしたが予鈴がなってしまい今度こそはと言うタイミングに3年生の教室を覗いたら羽瑠ちゃんはいなかった。

伊織

近くにいた男子生徒に声をかけ羽瑠ちゃんのことを聞いた

伊織

昨日引越しをしたという
情報しか手に入らなかった。

伊織

俺は唖然とした
もう羽瑠ちゃんには会えないのだと

伊織

そう思う度に胸が痛くなった

伊織

そして羽瑠ちゃんに会えない寂しさを他の女の子達で紛らわせて来る者拒まずにしていたら気づけば周りから遊び人の伊織と呼ばれるようになった。

伊織

俺はそう呼ばれてもなんとも思わなかった否定するのが面倒臭いから

伊織

小さい頃は陽向と一緒で黒髪だったが
ただの好奇心で金髪に変えてみた。

伊織

周りからはそっちの方が似合ってると言われた。

伊織

たびたび行っていた弟のお見舞いに
行ったら陽向は金髪に変えた俺を見て驚いていた

伊織

驚いていたがそっちの方が似合っているって言われた。

伊織

もうこのまま変えなくていいかと思った。

伊織

俺は時々陽向の病室に行く度
陽向の容態が悪くなっていることに
よく気づいていた

伊織

その時はまだ死にそうな顔はしていなかったから気にはしなかったが

伊織

ある日毎回のように顔を出すと
顔色が悪く一応大丈夫かと聞いてみたそしたら嘘がバレバレのように大丈夫だと言った。

伊織

俺はすぐ嘘だなといい陽向の容態のことを聞いた。

伊織

それを聞いた時俺は久しぶりにめちゃくちゃショックを受けた。

伊織

余命があと1ヶ月もないなんて
誰でも驚くだろう。それもたった1人の弟。

伊織

俺は死ぬまでやりたいことを陽向に書いてみろと言った。暇だったから俺も一緒に考えていた。だいたい決まったあとに陽向が好きな人に手紙を書きたいと言った。しかもそれを渡すのは自分が死んだ後だと言った。

伊織

なんでって問いただしたかったが弟のあた少ししかない人生なのだがら弟の言う通りにしておこうと思った。

伊織

手紙が書き終わり俺は帰り
数日後にまた行くかと思っていた
3日後ある日突然陽向が○んだ。
俺は驚きを通り越して唖然として固まった。

伊織

そしてハッとして急いで病院へ行った
病室に入りたかったが先客がいたから俺はそこをあとにした。

伊織

人がいなかったから俺は病室に入り
堪えていた涙を溢れ出し、声を殺しながら泣いた。

伊織

気づいたら俺は泣き疲れ寝ていた
起きたらそこにある可愛らしい女の子が立っていた

伊織

俺と一緒で目の回りが赤くなっていて
泣いていたのだろうとすぐに分かった。
泣いていたということは陽向が言っていた好きな人はこの人なのかと思った

伊織

俺は冷静を保ち話しかけ名前を聞いた
聞いた瞬間驚いた。だって俺がずっと探していた女の子と名前が一緒だがらだ。

伊織

まさかと思ったがこんな偶然ないだろうと思い自分の気持ちを否定したがもしもの為に女の子に俺と付き合ってと言った。

伊織

この女の子があの時の女の子だとしたらここで手放すには惜しかったからだ。

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