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真の王とは

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真の王とは 外伝 ~雷仁編~

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2022年10月08日

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雷仁

俺の名前は、雷仁(らいじん)

雷仁

この名前は、色国、いや今は彩国の王となられた方より、つけていただいた名前だ。

雷仁

俺は王様の護衛をしている

雷仁

だから、命にかえてでも、守り抜かねばならない。

雷仁

どうして護衛するに至ったか。

雷仁

それを話そうと思う

まだ色国の王様が、王子様だった頃の話

雷仁

俺は青国で生まれた

雷仁

幼い頃に両親を病気で亡くしてから

雷仁

ずっと独りで生きてきた

ある日

2人の男が歩いていた

そこへ

物取り 1

金目の物を置いていけ

物取り 2

命が欲しければ、助けて下さいと土下座しろ!ハハハ

物取り 3

まぁ、命が助かるかどうかは、お前たち次第だがな。

物取り 4、5、6

へっへっへ

白夜

手荒な真似はやめろ

従者

お下がり下さい。
ここは私が!

2人の若者を、6人の男が取り囲み、今にも切り殺そうとしていた。

6人の男達は、ここらでもタチの悪いと評判の物取りだった。しかも、容赦なく命まで奪う奴らだった。

たまたま、通りかかった俺は、

雷仁

やめろ!
卑怯だと思わないのか!?

物取り 1

うるせー、小僧!

物取り 2

お前もやられたいか

物取り 3

一緒にあの世へ送ってやるぞ

物取り 4、5、6

ハッハッハッハー

雷仁

どうなっても知らんぞ

物取り 1

何!?

俺は、すばやく物取り達を斬り殺した。

そして、すぐにその場を立ち去った。

この時、襲われそうになっていたのが、白夜だった。

数日後、青国に来ていた色国の王子様達一行は、帰るべく、国を目指していた。

と、そこへ、爆撃が起こり、大騒ぎとなった。皆、傷つき倒れる人が続出した。

一行を見に来ていた人達も、パニックになり、王子の周りでは警護すべく人が集めらた。

しかし、急な襲撃に対応が遅れてしまった。

襲撃者達

今だー!攻めろー!

襲撃者達

殺せー!!

護衛

なんとしても、王子様をお守りするぞ!

しかし、大人数での襲撃に、少しずつ体制が崩れていった。

雷仁

何をやってるんだ!

いらいらした雷仁は、すぐに駆けつけ、次々と敵を斬り殺していった。

騒ぎがおさまった頃

王子

お前のおかげだ
お前は、命の恩人だ

白夜

王子様、この方は、先日私を助けてくれた方でございます。

王子

お前がそうであったか。
我らは二度も助けられたのだな。

雷仁

ご無事で何よりでございます。

王子

私の国に来て、護衛をしてはくれないか?
お前のその腕で、私を護って欲しいのだ

そして、俺は一緒に色国へと向かった。

その後、王子様は、王様となった。

雷仁

こうして、俺の運命は、今の王様と白夜と出会ったことで大きく変わった。

雷仁

あの時、あの場にいなければ、俺は間違いなく今もまだ、青国にいたことだろう。

雷仁

その日暮らしのままだっただろう。

雷仁

人の運命とは、わからないものだ

雷仁

誰にでも、道はある。

雷仁

どれを選ぶかによって、結果は変わる。

雷仁

しかし、同じかもしれない。

雷仁

俺の話は、面白みも何ともない話だったことだろう。

雷仁

俺が言いたかったのは

雷仁

人は誰しも出会いがあるということだ。

雷仁

もちろん、運命の出会いかどうかは、分からない。

雷仁

いろんな選択肢がある中で、決めるのは自分だ。

雷仁

迷ってもいいのだ。

雷仁

自分の人生なのだから……

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